晴。
武満徹の「ヴァレリア」(1965/1969)。
ブラームスのクラリネット・ソナタ第一番 op.120-1 で、クラリネットはミシェル・ポルタル、ピアノはジョルジュ・プリュデルマシェ。ブラームスは最晩年にクラリネットのための室内楽を四曲書いたが、これはそのひとつである。それらの中でもこの曲は吉田秀和さんがもっともブラームスの衰えが感じられる曲だと評したように記憶しているが、この数日この曲が頭から離れなかったので聴いてみた。思っていた以上に心に沁みた。僕は昔からこのクラリネットのための四曲の室内楽が好きである。これからも聴くにちがいない。
うどん「恵那」にて昼食。恵那ころ蕎麦。
ずっとどうでもいいことをしていた。
夜、仕事。
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モーツァルトの交響曲第三十五番 K.395 で、指揮はベルナルト・ハイティンク、ヨーロッパ室内管弦楽団。ハイティンクのモーツァルトが聴きたいなあと思ったのだが、これしかなかった。あまりモーツァルトを振らないようだ。でも、これがすばらしいのだよね。もっと振って欲しいものだが。(PM10:57)
モーツァルトの交響曲第三十九番 K.543 で、指揮はブルーノ・ワルター、コロンビア交響楽団。ワルターはほとんど聴いたことがない。なかなかいいけれども、とにかくオーソドックスで、新しいことは何も起こらない。まあそれで何が悪いの?ということはあるかも知れないが。終楽章がよかったです。
ショパンのバラード第四番 op.52 で、ピアノはカティア・ブニアティシヴィリ。僕はこのピアニスト、スリリングで嫌いではないのだが、ごちゃごちゃっと響きをおだんごにして誤魔化す癖をやめれば、もう一段階上の表現者になれると思う。格好をつけているのだけれど、このままでは耳のある聴き手は騙せない。
ショパンの幻想曲ヘ短調 op.49 で、ピアノはヴァレンティーナ・リシッツァ。これは滅多にない見事な演奏。おすすめ。(AM00:27)