曇。のち晴。時雨れる。
音楽を聴く。■武満徹:遠い呼び声の彼方へ!、閉じた眼、神秘、ノヴェンバー・ステップス、弦楽のためのレクイエム(若杉弘)。武満の音楽は、西欧の伝統的な調性構造から切れている。そこのところが、とても自由で新鮮な感じがする。これまでもかなり武満を聴いてきたと思うが、もっと武満を自分のものにするべきなことが、わかってしまった。まだまだ自分は、武満を分析的には聴けないが、その分これからの楽しみが大きいことである。
山村修『気晴らしの発見』読了。著者はもちろん、「狐」のペンネームで知られた書評家であり、本書は本名で書いている。内容は自らの不眠体験を綴ったもので、何ということはないのであるが、文章が読ませる。それこそ「気晴らし」にいい本。著者は既に亡くなっているのだな。知らなかった。
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世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊 (集英社新書)
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音楽を聴く。■シューマン:弦楽四重奏曲第一番op.41-1(ケルビーニSQ)。メリハリのある、いい演奏。
西野カナを聴く。まあまあ。打率三割くらいかな。たいへん既視感というか、既聴感がある。西野カナは初めて聴くのだが、どこかで既に聴いていたような感じ。宇多田ヒカルと誰かしらんとのミックスというか。
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