岡本太郎の宇宙1『対極と爆発』

晴。
大垣。

岡本太郎の宇宙1『対極と爆発』読了。強烈に面白い。「今日の芸術」は既読だったが、そんなことは関係なくまたインパクトを受けた。太郎には何かはっきり掴んでいるものがあって、それは何度も何度も形を変えて変奏されるように見えるけれども、椹木野衣の優れた(畏怖すら感じる)解説を読むと、思想的な変遷もまたあることがわかる。とにかく、太郎の文章には力がみなぎっている。読んでいて元気が出る。唯一残念に思われるのは、太郎の絵画は、自分にはなかなか生で見られる機会がなかったので、本書に図版があるとよかったのだが。本巻オビの「夜」も気になるし、ちょっと画像検索してみるか。
 ※主要作品はこちらで見られる。凄いパワーを感じる。