大江健三郎『鎖国してはならない』/松浦理英子『葬儀の日』

晴。
大江健三郎『鎖国してはならない』読了。講演集。このところ、本を読んでも取り留めのない感想しか浮かんでこない。取り敢えず大江はもっと読もう。

鎖国してはならない (講談社文庫)

松浦理英子『葬儀の日』読了。短篇集。これは凄い。この一作だけで作者は文学史に残ると思うが、これが第一短篇集（表題作他、「乾く夏」「肥満体恐怖症」収録）だとは。優れた文学は人を嫌な気持ちにさせることがあるが、どの作にもじつに嫌な性格の女たちが出てくる。こういう女たちに現実に遭わなかったのは幸運だと、つい言ってみたくなるほどだ。これぞ純文学。

葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

眠いなあ。年内の仕事は明日まで。あとちょっとだ。
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山下達郎「Paper Doll」