こともなし

晴。
昨晩もまた遅くまで「冴えカノ」を観ていた。ほんとバカみたいにハマったが、朝起きてみるとさすがにもういいかなとも思う(さて、どうだかわからないけれどね)。何も抵抗感のない状態に陥っていて、気づいてもうひとつドアを開けて中に入る。
 
ネットを見ているといろんな醜い気持ちが湧き上がってくることがあるが、それは避けられない。しかし、その気持ちに捕らわれず、ただ眺めていればいいのだ。
 
昼から米屋。餃子の王将
 
NML で音楽を聴く。■バッハのヴァイオリン・ソナタ第三番 BWV1016、第六番 BWV1019 で、ヴァイオリンはレイチェル・ポッジャー、チェンバロトレヴァー・ピノック(NMLCD)。■モーツァルト弦楽四重奏曲第十五番 K.421 で、演奏はズスケ・クァルテット(NMLCD)。
 
藤原新也石牟礼道子『なみだふるはな』(元本2012)を読み始める。原発事故と水俣病についての対談本。藤原氏は有名な写真家だが、かなりイデオロギーに染まっているというか、わたしは昔からちょっと苦手である。本書でも苦手だ。でも、石牟礼さんが認めているのならわたしがまちがっているのかもと思って読んでいる。
 
夜。
NHK+ で「スイッチインタビュー「細野晴臣×小林信彦」EP1」を観る。なかなかおもしろかった。小林信彦さん、病気のせいか滑舌がかなり悪かったが(字幕付き)。小林さんの『日本の喜劇人』はいつか読まないといけないって思っている。細野さん、聞き上手だな。
 
U-NEXT で映像の世紀バタフライエフェクトベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生」を観る。名作回といわれている。最後は恥ずかしながら泣かされた。メルケル東ドイツ出身だったのだな。2015年に大規模な難民受け入れを即座に決断したのは、ベルリンの壁崩壊の体験があったからなのか。メルケルをどう評価するにせよ、彼女が21世紀を代表する大政治家のひとりに数えられるであろうことはまちがいない。