クセノポン『キュロスの教育』

晴。
昨晩は中沢さんを読んで寝る。
 
ごろごろ。
ひさしぶりに脳みそめっちゃぶっ壊れた。心の健康、大事。
 
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夜。
図書館から借りてきた、クセノポン『キュロスの教育』読了。ここでいうキュロスはアケメネス朝ペルシアの初代皇帝で、いわゆる「大王」と呼ばれる、キュロス二世のことである。本書は若きこのキュロス二世が領土を拡大していく様子を、キュロスを徹底的に賛美しながら、非の打ちどころのない人物として描いている。キュロスはクセノポンより一世紀以上前の人であり、本書は伝記というよりは、歴史小説のようなものとして認められている。会話なども、まるで見てきたかのように書かれているから、まあフィクションといって妥当だろう。実際、ヘロドトスの伝える内容とちがっているところも少なくないようだ。単行本で本文部分が400ページと、かなり長く、しかも(わたしには)決して読みやすくはなかった。題名の「キュロスの教育」とは、大キュロスの教え、教訓ということなのかな。

 
中沢さんを読んで寝る。