こともなし

雨。
 
昨晩観た「レヴェナント: 蘇えりし者」が一晩たっても頭に残りすぎて、解体するのが大変。あんまり映画を観ないしなあ。優れた作品はこちらの頭をおかしくさせる。
 
U-NEXT をテレビ画面で観られるかと PC を HDMI でテレビに接続してみたが、Linux ではなかなか面倒なようだ。Ubuntu Budgie でやってみたが、壁紙しかテレビに映らない。なので Windows にしてみたところ、これはうまくいった。一応、U-NEXT をテレビで観ることはできるわけだ。いや、古いテレビだから、テレビ自体はインターネットに接続していないんですよ。
 
 
昼寝。
紅玉があるので、アップルパイを焼いて食う。充分おいしかった。まあ、パイシートは市販の冷凍のものを使ったので、めちゃ簡単。だから、そんなに本格的ってわけではないんだけれどね。
 
鳥羽和久氏の本への書評を、千葉雅也さんが書いておられる。鳥羽氏はわたしには正直どうでもよいが、千葉雅也さんはほんともののよくわかった方だ。仰っていることを、とりあえずはそのまま肯定してみたくなる。つまりは、信用に値する方なのだ。

だが、「生きる」というこの総合的事態について、リスクを冒して大きくものを語る人間が一人もいないとすればどうだろうか。たとえそこに偏りを含んでいても、生きる方向を指差してみせる人間が一人もいなくなってしまったらどうだろうか。誰も総合的に人間を見ようとしないような状況というのは空恐ろしいもののように思われる。

新時代の「道徳の教科書」|ちくまプリマー新書|千葉 雅也|webちくま

これは、まさにわたしが千葉さんに対して思うところであるといっていい。
 
 
村上春樹1Q84』を読む。文庫版 BOOK 1 前編読了。承前。わたしにしてはめずらしいことに、すらすら、どんどん読める。おもしろい。まったく幼稚で、アニメのように下らないといった前言をますます確信する。アニメよりは、一段と深くて遠いところに根ざす「物語」かも知れないけれども。ここには真実のものが何もないが、我々の幼稚さに関する、何かリアルとしか言い様のないものがある。我々の生きている世界は、まさに完全に村上春樹のように「幼稚」なのだ。

続けて読む。
 
 
夜。
中二病でも恋がしたい!」(2012)第4話まで観る。わはは。痛々しいまでに可笑しい。