イオンシネマで「劇場版ソードアート・オンライン プログレッシブ 冥き夕闇のスケルツォ」を観る

晴。
 
今朝ぼーっとした頭で新聞をななめ読みしていたら、ダイバーシティダイバーシティとうるさい学者が、科学研究の効率的なパフォーマンスのためには(構成員の)ダイバーシティが必要だという研究結果が出ているが、日本ではそれが出来ていないなんて宣っていた(ぼーっとしていたので何か勘違いしているかも知れない)。会社の業績のためにもダイバーシティが有効とか、そういう言説も最近よく見かける(端的にいうと、女性をメンバーに入れろということにすぎないわけだが)。まあ言いたいことはわからないでもないけれども、こうなってくると何のためのダイバーシティ(多様性)なんだかわからなくなってくる気もするな。ダイバーシティが資本主義的効率のためにあるとか、わたしには本末転倒ではないかと思われる。ほんと、何も考えずバカみたいにダイバーシティと連呼している輩が多いことよ。
 

 
朝一番のイオンシネマ各務原で、「劇場版ソードアート・オンライン プログレッシブ 冥き夕闇のスケルツォ」を観てきた。早朝割引で1300円。
 「プログレッシブ」二作目。いやー、安定のおもしろさだった。クソTUEEEキリト君、強くてかわいいヒロイン・アスナ、迫力あるバトル、プレーヤーキラーの悪人たち、ほんとよくできていた。まあ、子供が観るアニメなんだから、おっさんが観てうるっとまでするのはキモいんだが、そんなことは正直どうでもいいね。115分があっという間で、観客はエンドロールがすべて終わってしーんとするまで、ひとりも席を立つ人はいなかった。これからも「プログレッシブ」、年に一回くらい新作が出てくれるとうれしい。
 話は、プレイヤーたちが攻略に慣れてきて、2つの大きなギルドが出来ているのだが、少しずつ対立を始めていて、ギルドに属さずにやっているキリトやアスナがそれにどうかかわっていくか、という感じ。そこにプレーヤーキルを楽しむ(?)悪人たちが絡んでくる。さて、エンドロールのクレジットでもアスナが先頭だったように、この「プログレッシブ」の主人公はアスナなのかな。彼女とキリト君、情報屋のアルゴが仲間みたいになっていて。それから、まだアインクラッド篇だから、年下のそういうことに鈍感なキリト君は、アスナのキモチに気づいてなくて、その後のゆるぎない「正妻」アスナって感じじゃ全然ないのもいいな。ゲームなんだけど、ゲーム内で死んだら本当に死んでしまうというアインクラッド篇だから、デスゲームの緊張感がある、のもよくいわれるところ。いや、最初に SAO を観始めたときは、安易な設定だなーって思いましたとも、はい。
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どうでもいいんだけれど、最初に映画の宣伝の予告編たちがいっぱいで、どんだけ映画って大量に作られてるんだよ、ってなった。この予告編たちで、何回「愛」「感動」って言葉を聞いたろう。今日観てきた SAO も、その中のひとつにはすぎないわけだけれども。
 
昼食は、3Fのフードコート、パルメナーラというお店でソーセージベーコン・ピザとジンジャーエールを注文する。ピザなんて食ったのはいつ以来か、味はまあまあ。量が多いよ。
 エスカレーターを降りてくるとき、イオンモールの1Fまでの吹き抜けに劇場版SAOの垂れ幕が下がっているのに気づいて、ふーんて感じになる。日本発の世界的な人気作で、ヒットを義務づけられているしなあ。
 

 
昼寝。
 
夕方、スーパー。曇。やっぱりいろいろ値上がりしている。野菜がいちばん目につく。
 
物価高でわけもなく思い出したが、政府税調曰わく、消費税10%ではもたないから、今後さらに税率を上げる、と。動画ニュースで見たのだが、コメントは「バカじゃないの」で埋め尽くされていた。ほんと、過去の消費税率UPでどれだけ景気が冷え込んだか。アベノミクスの最大の失敗が消費増税だということは、どのような立場の経済学者でもほぼ一致しているというのに。だいたい、消費税率を上げて景気が悪くなったら、税収も減るんだぜ。知らないのは政治家という専門家ばかり、これに関しては庶民の方がかしこいね。あーあ、失われた40年、さらには50年、か。
 国民が貧しくなって疲弊して、一国の経済も悪くなって、国のバランスシートだけ健全になると。ブラックすぎて笑うしかない。いまや日本人の年収の中央値は、既に300万円台ですよ。どれだけ国民を苦しめれば気が済むのか。