岡山・倉敷家族旅行(第一日)

国の「全国旅行支援」という補助を使って、あわてて(?)岡山県へ家族旅行に行ってきました。最近は家族旅行はもっぱら車を使っていたのですが、今回は随分とひさしぶりに「鉄旅」です。
 
朝七時前に自宅を出て、まずは車で新幹線の岐阜羽島駅まで。この駅は、政治力で路線を変えさせた「政治駅」の典型としてよく知られています。

上は岐阜羽島駅の中央改札。08:09岐阜羽島発で、京都で乗り換え、岡山09:36着。

岡山駅西口。正面のビルは今回泊まったホテルです。駅前でレンタカーを借り、まずは後楽園へ。
 
後楽園岡山藩主・池田綱政が造らせた大名庭園で、14年間をかけて1700年に完成したもの。いわゆる日本三名園のひとつです。以下、後楽園の写真を大量に。いい天気で、気温はちょうどいいくらいでしたが、日差しは強かった。


奥は岡山城。改修中で岡山城は入れませんでした。

慈眼堂。巨石はわざわざ割って運んできて、ここで組み立て直したものだそうです。



奥は延養亭。戦災で消失し、その後再建されました。




暑かったので自販機でお茶を買って飲みます。
 
岡山駅前へ戻って、イコットニコットという商業施設に車を駐めておき、その近くの「カツ丼 野村」で昼食。

岡山名物(?)「デミカツ丼」というのを食べました。なかなかおいしかった。

市内には路面電車が走っています。上はたまたまなかなかおしゃれな車両で、いろんなラッピングのものがあります。トラムっていいたくなる感じ。
何かおもしろかったので。
 
車で吉備路を廻ります。まずは吉備津神社へ。主祭神大吉備津彦命で、大和朝廷が地方平定のため派遣した「四道将軍」の一ですね。備中一宮。



本殿と拝殿が一体化しており、合わせて国宝になっています。

屋根がおもしろい作りです。

回廊。ここらあたりで老父の具合が悪くなっていきます。
 
備中国分寺へ。老父の体調がよくなく、車で待っているといいます。老母と駆け足で見ていきます。

ひなびた田舎の風景の中に五重塔があるのが有名なのだそうです。ただし塔は江戸期のもの。

いい感じの田園風景です。


現在は真言宗の寺が跡に建っています。

こういうひなびた風景が吉備路なんでしょうか。
 
楯築遺跡。二世紀、古墳時代より前の弥生時代の墳丘墓としては最大級のものだそうです。前方後円墳などとはちがう、独特の形状をしています。


墳丘墓の上に盾状など、大きい石が立てられており、特徴的です。以前は「旋帯文石」という、変わった文様の掘られた石が御神体として祀られており、いまは収蔵庫に収められています。外からほんの一部が見えました。
 
老父の具合がよくなく、途中で医者に寄って診てもらいます。疲れだろうとのこと。声がひどくかすれていたので、たぶん熱中症か何かだったと思います。
 
午後五時過ぎにレンタカーを返し、すぐ近くのANAクラウンプラザホテル岡山に宿泊。「全国旅行支援」を使って、ネット予約していました。駅前なのでビジネス客が多いであろう、我々には充分なホテルでした。