半藤一利『昭和史 1926-1945』 / 『あなたのことが知りたくて 小説集 韓国・フェミニズム・日本』

曇。

スーパー。これでここはしばらくお休み。

岐阜市中心部・神田町通りの南陽堂書店が本日で閉店(参照)。わたしが高校生だった30年以上前から、サブカル系に強い本屋で、それこそ高校生の頃は学校帰りによく寄っていた。既に大衆書房、自由書房、古書店では我楽多書房という岐阜の代表的書店が廃業したあと、よくやっていたと思う。わたしももう、長いこと訪れていないしな。
 いま、全国的大手以外の岐阜の本屋というと、カルコスだけだな。ここは最初からチェーンをむやみに増やさず、書籍だけに頼らず(文具・雑貨が充実している)、しかもよい書籍を置いているありがたい本屋だ。岐阜には過ぎたくらいのレヴェルだといっていいだろう。わたしは各務原店をよく利用している。

思い出したので書いておくが、自由書房では本に付けてくれるカバーの絵が、安野光雅さんのオリジナルだった。なつかしいな。何も考えずに処分してきたので、ウチにはたぶんひとつも残っていないと思うが、いま考えればもったいないことをした。あとから愚かに惜しむ、そういうものなのだよねー。
 検索してみたら、ホームページに画像を載せている人がいた。なつかしいタイプの HP で、「書皮友好協会」だって。さすがにネットだなあ。
第10回書皮大賞 - 自由書房(岐阜県)
こういう HTML と CSS をシコシコ書いて作る HP って、ほんと少なくなったよねー。


昼から県営プール。冷水期間最後の日の筈だが、なぜか温水が出ていた。



 
過去記事の写真をぼーっと見る。たぶん、自分で見るのがいちばんおもしろいんだろうな。
https://obelisk2.hatenablog.com/category/%E5%86%99%E7%9C%9F?page=1658977410
なお、URL から「archive」の文字列を削ってあるので、「写真」カテゴリーの過去記事が直接読めます。はてなブログを見る人は便利なので、やってみるといいよ。


半藤一利『昭和史 1926-1945』読了。日米開戦から敗戦までを読む。太平洋戦争については、(大したことはないが)それなりに読んできたので凡そ知った話だったけれども、情けなくて仕方がないことである。当時ですら多くの人が勝てると思っていなかった戦争を、あろうことか拙劣きわまりなくやった、アホらしいという他ない。しかし、半藤さんのいう、「起きては困ることは起きない」と信じ込むという日本人の心性は、いまでもあまり変わっていないと自らを省みてもゾッとする。半藤さんによればバブル景気崩壊時も似たような対応がなされたというし、いや、いまでも…。比較的良識的な人間が、それではダメだとわかっていながら、粘り強く最後まで声を挙げることをせず、結局あきらめて「空気」(あるいは、ゴリ押しするバカの、しつこい大声)で物ごとが進んでいってしまうのは、いまでもまったく変わっていないし。日本人は、集団になるとほんとダメだ。自分だって、きっとそうだと思う。これについては、よくよく考えねばならない。

本書そのものについては書かなかったが、明快な語りである。これまでわたしが読んできた中でも、この時代を描いた本としてはきわめて読みやすく、コンパクトで、また、(わたしに正確に判断する能力はないが)おおよそ信じてよい良質な歴史書ではないか。高校生なら充分読めるから、是非若い人に読んでもらいたいと思った。本書の続きである、戦後篇も読んでみるつもりである。


夜。
河出文庫の『あなたのことが知りたくて 小説集 韓国・フェミニズム・日本』読了。母体は「文藝」誌2019年秋季号の「韓国・フェミニズム・日本」特集で、それに若干作を加えたものの文庫化だという。