こともなし

曇。
昨日は疲れたらしく、早く寝た。観光のせいだろう、明け方に過剰な夢をいくつか見る。過剰な夢は悪夢に近い。五時頃に目覚めるも、そのまま二時間ほどうとうとしていた。
 
ショパンのマズルカ op.50
 
肉屋。TSUTAYAマックスバリュ
 
雨。
長時間、昼寝。
 
昨日買ってきた「赤福」でお茶にする。うまいな。
 
NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第五番 BWV1050 で、演奏はヨーロッパ室内管弦楽団NMLMP3 DL)。■ブラームスのピアノ協奏曲第二番 op.83 で、ピアノはゲザ・アンダ、指揮はヘルベルト・フォン・カラヤンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NMLCD)。カラヤンに啞然。伴奏なんだから、こうまで気合いを入れなくても、と思う。カラヤンのオケが入ってくると、巨大で、生々しすぎて心臓に悪い。わたしはこの人ほど謎めいた音楽家を知らないな。ゲザ・アンダのピアノは軽く一流、あるいはそれを超えていてすばらしい。このピアニストはわたしは好きだ。けれども、この演奏を「名演」といえるのか、わたしごときにはよくわからないのである。これ、いつ頃のカラヤンなんだろうなあ。(追記。たぶん1967年。なるほど、60年代のカラヤンか、さもあらん。参考にしたあるHPの記述がおもしろかった。)
 
夜。
諏訪哲史さんの『スットン経』を読み始める。政治的・社会的意見は合わないところもあるが、わたしは諏訪さん、好きやね。あまりにも時代遅れで(わたしとほぼ同い年だ)、純粋、真面目だ。そして、名古屋在住の現役作家というのは、あまりいないのではないか。不器用な人で、むずかしい本ばかり読んでおられる。ま、本書は楽しい(ばかりではないが)エッセイ集である。風媒社という、名古屋の出版社の刊行に係る。
 
躁鬱病の諏訪さん、貧乏作家の諏訪さん。でも、この人の精神は決して貧しくない。