小林信彦『生還』

祝日(春分の日)。曇。
 
NML で音楽を聴く。■モーツァルトクラリネット五重奏曲 K.581 で、クラリネットはザビーネ・マイヤー、ウィーン弦楽六重奏団(NML)。

スカルラッティソナタ K.126, K.127, K.128, K.129, K.130 で、チェンバロスコット・ロスNML)。スコット・ロススカルラッティ、ひさしぶりだな。2020.6.25 以来か。
 
スーパー。いつも買ううどんがなかった。残念。
 
■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第一番 BWV1001 で、ヴァイオリンはファビオ・ビオンディNML)。 

 
昼。
スーパーに買取屋が来ていたので、テレホンカードを売りに行ってくる。50度数一枚で310円で、全部で4500円くらいになった。テレホンカードってかつて何かにつけて貰ったのだけれど、もう公衆電話で使うこともなくなったものね。ちなみに、プレミアが付いたのはありませんでした笑。
 
 
いい天気なので散歩。初ツバメを見た。

ウチのラナンキュラス

ウチの紅梅。




今日はオオイヌノフグリがいちばん印象的だった。








にゃお。
 
餅信の草餅でお茶にする。ヨモギのいい香りが芬とした。
 
 
図書館から借りてきた、小林信彦『生還』読了。脳梗塞とその後の二回の骨折の闘病記。闘病記以外の何ものでもなく、小林信彦さんだから正直いって意想外だった。もう少しちがう本かと。文章は悪くないが、半分くらいはまともに読めず、速読せざるを得なかった。しかし、これは医者や看護師、リハビリの療法士には相当に厄介な患者であったことだろう。ヘソマガリな有名人だからね。で、退院して、療法士のいうことを守らず、自宅で転倒して骨折。二度目の骨折はよく覚えていないとのこと。いやはや。家族の怒りと落胆はいかほどばかりであったか。まあ、小林さんのファンの方には興味深い記述、だろうけれども。
 八十五歳のおじいさんだが、排尿の問題でペニスのことをえらく気にされるのはへえと思った。いくつになっても、それはそうか。また、退院して車椅子(もちろん介添付き)で都内の大型書店をようやく訪れた際、(たぶんいまの若い)女性の写真集を何冊か買わずにおれないのはおもしろかった。このあたりは小林さんらしい。そういや、入院中にも女性のヌードのグラビアが載った週刊誌を買っていることが、さりげなく書いてあったっけ。これはヌードが目的というわけではなかったようであるけれども。 
 
コダーイ無伴奏チェロ・ソナタ op.8 で、チェロはマルク・コッペイ(NML)。