朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』

曇。
いささか通俗的な「死と再生の物語」を夢に見る。最後の方で、青い海の向こうに富士山の見える、これもベタといえなくもない美しい景色を見る。キラキラ輝いていて、とてもきれいだった。
　
しかし、いまは刺激の強いコンテンツをたくさん享受しなくてはいけなくて、むずかしいことも考えなくてはいけなくて、で、SNSとか実生活で他人にマウントも取らなきゃいけなかったり、一般人たいへんすぎるよなとか思う。ほんと、心の病を得ても当然だよ、って思えてくる。
　
雨。
マックスバリュ。米屋。モスバーガーのドライブスルー。餃子の王将。
で午前はおしまい。
　
　
朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』読了。会話が岐阜弁だった。ってのはどうでもよくて、最初はかなり恥ずかしい青春小説だなって思ったけれど、そのうち慣れた。映画化されたんだっけ？ おっさんには青春は既に遠くて、アニメなら荒唐無稽ってところがあるから、まだ大丈夫なんだが。直木賞『何者』も読んでみるか、どうしようかな。

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

しかし、これが「いまの青春」だとすると、じつに息苦しいな。僕らのときって、どうだったのか、もう忘れてしまった。少なくとも、こんなに自意識で溢れていなかったと思うよ、少なくともわたしは。
　
夜。
『狼と香辛料』（2008）第5話まで観る。これは神作の予感。めっちゃおもしろい、にやにやアニメ。EDも洒落ていて最高です。