映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」

曇。
 
だらだら。
ごろごろ。
BGM
 
ウチの梔子(クチナシ)の実。
20220221164110
おせち料理のきんとんを黄色く染めるのに実際に使う。
 
NML で音楽を聴く。■ブラームスクラリネット三重奏曲 op.114 で、クラリネットは松本健司、チェロは藤森亮一、ピアノは横山幸雄NML)。この曲が聴きたくなったので、NML で調べてみたら演奏の選択肢がたった10しかなかった。まさかそんなことはないだろうとよく見てみたら、この曲が二重に立項されていた。そうでしょう、ブラームス最晩年の名曲だからね。

アパッショナート

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シューベルトの三つのピアノ曲 D946 で、ピアノは田部京子NML)。田部京子さんって、僕と同世代なのだな。これは若い頃の録音で、なかなかよいよ。 
 
夜。
先ほど聴いたシューベルトの D946 の第二楽章第二中間部(この曲いちばんの聴きどころである)が耳に付いて離れないので、第二楽章だけ聴き返す。
Wikipedia を見てみたら、この曲はシューベルトの死後忘れられていて、40年後にブラームスが曲の価値を認めて匿名で編集して出版したらしい。忘れられないでほんとよかった。
 
 
映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観る。ケン・ローチ監督。観ていてつらくて仕方がなかった。わたしはセンチメンタルなので、何箇所かで泣けた。
ケン・ローチ監督のことは、ブレイディみかこさんの本で知った。よく知らないが、いわゆる社会派の映画監督というか、(イギリスの)労働党のゴリゴリの支持者でもある、ということだったと思う。映画では、病気で働けなくなった老人が、理不尽な行政システムによってムリな要求を突きつけられ、虫ケラのように窓口をたらい回しさせられていく。陳腐な感想になるが、人間の尊厳ということを思わずにはいられなかった。
 
『わたしは、ダニエル・ブレイク』はチャリティー映画じゃない。反緊縮映画だ。(ブレイディみかこ) - 個人 - Yahoo!ニュース
自分で大したことのない感想を書いておいて何だが、いろいろ他人の感想を読むとどんなもんだろうなというのが多かったので、たまたま見つけたブレイディみかこさんの映画評をリンクしておく。やはり一味ちがいますな。