川端康雄『増補 オーウェルのマザー・グース』

晴。

NML で音楽を聴く。■イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第二番 op.27-2 で、ヴァイオリンはルッジェーロ・リッチ(NML)。■ブラームス交響曲第一番 op.68 で、指揮はロビン・ティチアーティ、スコットランド室内管弦楽団NML)。いや、こりゃ、なかなかよかったぞ。

 
曇。昼から県図書館。
図書館隣のミスドが客でいっぱいで、入れなかった。夏休みのせい?
帰り、JR岐阜駅近くの歩道の植込みにサルスベリが咲いていた。花はいま頃だったっけ。


川端康雄『増補 オーウェルマザー・グース』読了。副題「歌の力、語りの力」。本書についてはこれまで感想を書いてきたので、ここでは重ねない。優れたオーウェリアン*1が、オーウェルを読み込んだ本。この時代において正気でいるために、オーウェルはわたしには大切な著者だ。
 オーウェルは知識人よりも大衆の方がまともだと考えていた。わたしは吉本さんを思い出す、吉本さんも、偉大な知識人でありながら、ふつうの人だった点で、オーウェルに似ていないこともない。さて、インターネット時代にまともな大衆とは何であるのかと、マスのひとりであるわたしは思う。

 
夜。
『五等分の花嫁』最終話まで見る。なんじゃそれっていう終わり。ようやく「ハーレム」完成で、まだまだこれから「正妻戦争」やんけ。まあまあおもしろかったけれど、鈍感秀才男の家庭教師と、その同級生のおバカな五つ子女子高生という設定からの、ほとんどテンプレどおりの展開だな。テンポがよいエンタメだから、どんどん見られるけれど、しょうもないといえばしょうもない。主人公もそれほど魅力的だとは思えない。無料配信されていなければ、見なかったと思う。2期も無料配信されているから、まあ見るかなあ。なお、ED(内田彩Sign)がおしゃれでかわいい。

*1:追記。「オーウェル読み」のことをここではオーウェリアンと読んだのだが、「オーウェリアン」という語はふつうそういう意味では使われないようである。