晴。朝から暑い。
大垣。
ミスタードーナツ大垣ショップ。ホット・スイーツパイ りんご＋ブレンドコーヒー393円。川端康雄さんのオーウェル本、第二章「『動物農場』再訪」を読んで密かに泣く。ミスドでのキモいおっさん。現在の日本では基本的に衣食住と政治的自由は足りており（もちろん国の最低限のセイフティネットからはみ出た人が居るのも事実だが）、そこはオーウェルの目指した最低限のところはクリアされているように思える。かかる状況で人間性がどうなるかという、いまは時代であり、わたしの思うところではそれは何ともいえず厳しいことになっているが、さて、その一歩先まで進んだ現在でも、オーウェルが有効であるのは何故かという問いが抱かれる。衣食住と政治的自由が足りて、そこで「まとも」な人間って何だろう、というものだ。これ以上は書かない。いまのわたしは、厄介なところにいるから。本当は、沈黙した方がよいのかも知れないが、まあちょっとだけ書いてみた。
オーウェルは次のように言っている。過去のエントリより引用する。「私はかねがね考えているのだが、われわれの経済的政治的問題が真に解決されるならば、生活は複雑になるのではなくて簡素になり、最初の桜草を見つけて得られる喜びの方が、ジュークボックスの調べに合わせてアイスクリームを食べる楽しみよりも大きく思われてくるのではなかろうか。」オーウェルの「予言」は当たらなかった。我々はそこから遠いのである。ここが、オーウェルが現在でも読まれるべき何かのある場所であるように、わたしには思われる。
老母の Linux Mint 19.2 の起動がいまひとつ不安定なので、Mint 20 にアップグレードしてみる。これでうまくいくかはわからない。ずっと不安定だったら、最新版をクリーンインストールするのも手だろう。もしかしたら、中古で安く買った PC の寿命なのかも知れないけれども。
