こともなし

曇。

老父母の、新型コロナウィルスワクチン接種の予約をネットでする。やはりサーバーにアクセスが集中して、なかなかうまくいかなかった。結局、七月中になんとか二回接種できることに。

ごろごろ。

肉屋。ぽつぽつと雨。

物書きという人種は何についても語ってしまえるものだし、実際語ってしまう。わたしはそういうのをあまり好ましく思わない。何故か。

妄言を記すが。
「まん防」やら三度目かの緊急事態宣言が出て、さて、もうこんなものでは感染者は減るまいとわたしは思っていた。もう限界だ、たまらない、我慢できないと、皆んな「自粛」なんぞするまい、できまいと考えていたのだ。ところが、東京や大阪などにおいては、明らかに感染者が減ってきていて、驚かざるを得ない。この国の国民は、何という健気なものなのか。わたしはオリンピックをやった方がいいのかよく知らないが、政府が強行するといっているのは明らかに国民の気持ちを理解していなくて、世論調査のオリンピック開催不支持の多さも、結局は「政府よ、私達のことを考えて下さい」という願いであるのに、それを無視して強行で、国民はああ、もう堪らない筈なのに、皆んなそれをメンタルの底に押し込んで、メンタルに知らずにダメージを与えてまで我慢して、「自粛」してみせるとは。政治というのはそういう恥知らずなものなのかも知れないが、それにしても日本人とはこういうもので、それでいいのだろうか。そしてこのような深いところにダメージを受けたことも、そのうち忘れて、ただただ健気に政府を支持し続けるか、あるいはちょっと内閣を交代などさせてみて、さてさて水に流してしまうのであろうか。どうも、わたしにはよくわからないのである。

夕方、驟雨沛然。
ごろごろ。

夜。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』第7話まで見る。