雪。岐阜市で 7cm ということだが、そんなものかな。まだ降っている。昨日は寒かったが、今日も一日寒そうだ。
NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第二番 BWV1047 で、指揮はベンジャミン・ブリテン、 イギリス室内管弦楽団(NML、CD)。■ブラームスのクラリネット五重奏曲 op.115 で、クラリネットはアントワーヌ・ド・バヴィエ、ヴェーグ四重奏団(NML、MP3 DL)。1949年の録音。とてもよかったのだが、何がよかったのかちょっとよくわからないな。
ごろごろグゴゲギガ。うーん死亡。
赤坂憲雄『岡本太郎の見た日本』の続き。第三章の途中まで、150ページほど読んだ。赤坂氏が岡本太郎の豊かさをこれでもかと叙述していくのを読みながら、わたしは自分のことばかり考えていた。よくこのブログにも書いているとおり、わたしのどうしようもない貧しさをである。赤坂氏は太郎の縄文的な「動物性」を何度も強調するが、さて、わたしは動物でも植物でもないし、かといって鉱物でもない。弥生的な「浅さ」。太郎の「発見」した東北や沖縄に対して、岐阜県の、美濃地方。この土地はきわめて平板で、深さをもたない。凡庸。いや、土地のせいにしてはいけないだろう。わたしの才能(gift)のなさがいちばんではある。自分を掘っていっても、なかなかこれというものがない。空虚。加えて、時代がどんどん浅くなっている。正直言うと、赤坂さんの豊かさはこの時代にあっては稀なものだが、それでも時代の平板さの奥への突破口たり得るのであろうか、疑問に感じるところがある。少し知的にすぎるのだ。わたしは、流動的知性が時代的に枯渇しないか、ひどく恐れている。少なくとも、知的な世界には、いまや流動的知性は滅多に表面にあらわれることがない。自分を掘っていったら泉が湧き出るものか、それをわたしは渇望しているのだが。
- 作者:赤坂 憲雄
- 発売日: 2020/10/16
- メディア: 文庫
ああ、暗え暗え、いやんなるわ。マンガでも読も。
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『犬夜叉』第43巻まで読む。
- 作者:高橋 留美子
- 発売日: 2004/07/16
- メディア: コミック