こともなし

晴。
エンタメの夢、というか、エンタメを作る夢を見る。設定は核戦争後(?)の世界なのか、迷宮的な地下街のようなものが舞台になっている。細かいストーリーは既に忘れたが、じつに長い夢だった。昭和的なところもあったように思う。
迷宮というのはユング的な「元型」といっていい。普遍性をもった想像力で、わたしの夢にもこれまでよく出てきた。ミノタウロスを閉じ込めた、クレタ島の迷宮は有名だ。ドゥルーズ=ガタリの「リゾーム」というのは、わたしは迷宮と同じことだと思っている。迷宮は「渦」とも重なるところがあることを指摘しておこう。回転するのである。

それにしても、深さはいかがわしいものである、イメージは凡庸であるという反ユング的な布教は見事に成功したな。深さは死に絶え、表層のみが氾濫するようになった。ま、そんなものであるな。無意識というものも、いつしか忘れ去られるようになった。再び、すべては意識がコントロール可能であると思われるようになっている。

午前中、甥っ子の勉強を見る。高校数学。
昼食は甥っ子と「ひぐち」にて。いい天気。
昼からも勉強。疲れるので、チョコレートをぼりぼりやりながら解いた。

夜、ブラタモリを見る。おもしろいな。これと「こころ旅」は家族で必ず見ている。

早寝。