こともなし

曇。
長時間眠る。

NML で音楽を聴く。■バッハのピアノ協奏曲 ニ長調 BWV1054 で、ピアノはジョアン・カルロスマルティンス、指揮はプラメン・ジューロフ、ソフィア・ソロイスツ室内管弦楽団NMLCD)。■ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第八番 op.30-3 で、ヴァイオリンはヴォルフガング・シュナイダーハン、ピアノはカール・ゼーマンNMLCD)。よい。■ブーレーズのフルート・ソナチネ、カレヴィ・アホ(1949-)の「ソロ III」で、フルートは ブランドン・パトリック・ジョージ、ピアノはスティーヴン・ベック(NMLCD)。■ハイドンのピアノ・ソナタ第五十八番 Hob.XVI:48 で、ピアノはチェン・シャオ(NML)。

ガーシュインの三つの前奏曲、リチャード・ダニエルプール(1956-)の前奏曲第一巻「魔法にかけられた庭」で、ピアノはチェン・シャオ(NML)。■リチャード・ダニエルプールの交響曲第三番「ジャーニー・ウィズアウト・ディスタンス」で、ソプラノはフェイス・エシャム、指揮はジェラード・シュワルツ、シアトル交響合唱団、シアトル交響楽団NML)。なかなかおもしろい作曲家だな。もう少し聴いてみよう。

ダニエルプール:交響曲 第3番 他

ダニエルプール:交響曲 第3番 他

 
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十八番 op.31-3 で、ピアノはマルクス・シルマー(NML)。
Piano Sonatas

Piano Sonatas

 
昼から母診察。腫れているところを切開して膿を出したとのこと。あとはまあ順調なのかなあ。
帰りに肉屋。高いお肉を買いました。

gendai.ismedia.jp大変に興味深い。わたしの不勉強ゆえはっきりと理解できないところもあるのだが、「雇用の流動化」という点で竹中氏の持論と中国の現状がシンクロし合っているというのはわかった。

ただ、そこで言われている「弱者救済」は、企業を含む中間団体から切り離された個人が文字通り「弱い存在」として国家や大企業に直接対峙することを前提している。

竹中平蔵氏と中国・習近平政権、提唱する「経済政策」がこんなに似てきている(梶谷 懐) | 現代ビジネス | 講談社(7/7)

こうなると、例えば労働組合などは無用の長物、むしろ「雇用を安定化させる」ということで負の価値をもつことになる。必要のない社員はさっさと首を切って、新たに別の職に就いてもらう方がよい、その方が彼あるいは彼女のためにもなるという発想だ。さらには、正社員よりは「人材派遣」の方がよいということにもなるだろう。この派遣社員というのが、まさに大企業に直接向かい合うことになる「弱い存在」ということになる。中国にはこのような「労働組合」というのは、どれほど存在するのであろうか。いずれにせよ中国では、雇用の高い流動性が高度な ITインフラと結合して、「企業の正社員」でなくても高い収入(ギグ・エコノミーなど)を得ることを可能にしているらしい。これは「中間団体」があってはむずかしいことで、竹中氏の目指すところのひとつは、日本のそのような中間団体の破壊にある。
 また、「レギュラトリー・サンドボックス」(規制の砂場)方式というのは初めて聞いたが、なるほどという感じだ。詳しくは梶谷先生の論考を参照してほしいが、イノベーションを加速させるため、ある特定の都市や地域を指定し、そこでは予め法的な規制は行わず企業に自由にやらせ、成功したプロジェクトは事後的にチェックするという発想であり、まさに中国全体がそのような方向に進んでいるようにも見える。日本での「国家戦略特区」構想、そしてその改訂版のいわゆる「スーパーシティ法案」は既に国会で成立しているが、これは資本主義の回転を高速化する、まさに「レギュラトリー・サンドボックス」的な発想ということだ。
 わたしのような時代遅れの人間には、目が回りそうな話である。資本主義的な効率の追求というのは、留まることを知らない。それについていけない人こそが、まさに「生きていると社会や他人から邪魔になる」人間ということであろう。
竹中平蔵氏、中国社会でひそかに「大人気」になっていた(梶谷 懐) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
竹中平蔵氏の「雇用流動化」政策が、中国で人気になっている理由(梶谷 懐) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
竹中平蔵氏と中国・習近平政権、提唱する「経済政策」がこんなに似てきている(梶谷 懐) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
 

夕方、一時間くらい散歩。


藻の白い小さな花。




鶏頭がすごいところから生えている。

農業用水に水が流れなくなった。そういう季節になった。


ランガー『シンボルの哲学』を読む。