モーパッサン『オルラ/オリーブ園』

晴。起きたらかなり涼しかった。ちょっと寒いくらい。
10時間くらい寝た。寝ていて底の方から3桁の数字がすごい勢いで上がってきて、それでびっくりして目覚めた。

昨日のブログ記事に大幅に加筆する。


NML で音楽を聴く。■メンデルスゾーンピアノ三重奏曲第一番 op.49 で、演奏はトリオ・オーパス8(NMLCD)。■バッハのトッカータ ニ短調 BWV913、ホ短調 BWV914 で、ピアノはジョアン・カルロスマルティンスNML)。NML の「今週の一枚」に、マルティンスは「20世紀最も偉大なバッハ演奏家」とあって、そりゃほうと思いますよね。既にバッハのすべてのキーボード作品を録音しているそうで、そのどれくらいかはわからないが、NML でもたくさん聴ける。まだ日本語版の Wikipedia には彼の項目がないようで、英語版の Wiki によると、マルティンスは事故による指の障害を克服したのち、さらに1995年に悪漢(?)に襲われて頭部と脳に深刻な怪我を負い、右手が使えなくなったらしい。その半生は映画化されていま公開中だという。さて、とりあえずトッカータを二曲聴いてみただけだが、エモーショナルでドラマティックな演奏であり、しかもその射程は驚くほど大きい。「20世紀最も偉大なバッハ演奏家」(映画の惹句なのかな)と称されるとどうしてもグレン・グールドとの比較になってしまうだろうが、グールドの録音とはまったくちがった価値を持つことは、わずかにこの二曲だけを聴いてみただけでも明らかだ。ただ、(わたしの好きな)BWV914のフーガを聴いても、バッハの「数学的な」側面があまり強調されないのが、これだけでわかると思う。そこがグールドとちがいそうだ。「偉大」といえば「偉大」かも知れないが。

Complete Keyboard Works 12

Complete Keyboard Works 12

とにかく二曲聴いただけだから、あるいは的外れかも知れない。マルティンスのバッハの録音は、しばらく聴いてみることになるだろう。

好天。少し暑い。
昼から、母の診察で病院へ。概ね順調。今日はわたしも付いていったのだが、ぼーっとひとりで待っているとき、脳神経外科の診察を待っている車椅子の子供を見かけた。母親らしき人が付き添い、小学校低学年くらいだったが、言葉が不自由な感じだった。別にだからどうということもないかも知れないが、やはり子供だとなあ。わたしの教え子に、シングルマザーで子供が難病であるのがいるけれども。小学生から高校生まで彼女を教えたのだが、いまはどうしているのかなとちょっと思う。

帰りにドラッグストアに寄る。


日没前、散歩。一時間近く歩いたかな。

これはウチのごそごそ庭。



サルスベリ百日紅)。

キャベツ畑。

馬の尻。

韮、かな。




スカート穿いた女の子たちはブランコを元気に漕いじゃいけないんですよ。撮ったら変態だな。
いまは彼岸花の盛り。


モーパッサン『オルラ/オリーブ園』読了。太田浩一訳。中短篇集。予想していたよりもずっとおもしろかったな。