こともなし

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのフランス組曲第六番 BWV817 で、ハープはクリスティアーナ・パッセリーニ(NMLCD)。このハープ編曲のフランス組曲アルバム、なかなかよかった。ところでこの演奏の Prelude は何だろう。平均律クラヴィーア曲集だったかな。何でここで弾かれているのか。■イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第六番 op.27-6 で、ヴァイオリンはニクラス・ヴァレンティン(NMLCD)。■バルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタで、ヴァイオリンはヴィクトリア・ムローヴァNML)。これはすごいな。

Viktoria Mullova Plays 20th Century Sonatas

Viktoria Mullova Plays 20th Century Sonatas

プーランクのピアノと木管のための六重奏曲で、ピアノはラルフ・ゴトーニ、デンマーク国立放送交響楽団木管五重奏団(NML)。

午前中、甥っ子の勉強を見る。
昼食は甥っ子と「ひぐち」へ。わたしは明太ピラフを食べた。

今日はずっと下らんことをしたり、ごろごろしたり。で、夜は下らんアニメ(わたしにとっては神アニメ笑になりつつありまする)を見る予定。

夕飯は市販の素を使った麻婆ナス、中華点心、残り物×2など。うまかったな。


青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」最終話まで観る。
20200926231857
全然完結していませんな。続きは劇場版ということか…。

しかし、何という繊細さかね。原作はラノベらしいが(もちろん読んでいませんが)、すごいもんです。SF的(?)な設定はバカバカしいくらい単純なのだが、それだからこそこの繊細さがあるのだな。

これはタイトルで損をしているというか、得をしているというか。タイトルからだと、全然こんな内容だとは想像がつきませんよ。PVですら、その魅力の一端もうまく伝えきれていない感じ(前もちょっと書いたけれど、OPがすごく言い当てている)。エンタメのキャラクターは別に「お人形さん」でもいいのだろうと思うけれど、この作品の登場人物たちはなかなかそうとはいえない。特に咲太の妹のかえでは序盤のストーリーを見ていると何じゃこりゃという感じで脱力させられるのだが、こんなシリアスに話が回収されるとは。麻衣ちゃんも国民的アイドル(?)という、なんつーアニメ的(?)でしょうもなという設定なのだが、全然「お人形さん」じゃない。彼氏の咲太との掛け合いを見ていると、現実にはほとんどあり得ないくらいの、思春期の感情の揺れ動きの繊細さを感じる。この繊細さは、日本の古典の繊細さに繋がっていっていると、さて言ってみたい気がするが、どうなのでしょうね。
 でも、わたしたちは思春期のとき、こんなに繊細じゃなかった気がするのだよなあ。これから、いまの若い人たちの……みたいなことは言えるのか知らん。まあアニメなんだからそこまで考えなくても、といわれるかもしれないが、けれどもこういうところにこそ世代の特徴が出るのでもないだろうか。