斎藤美奈子『学校が教えないほんとうの政治の話』

曇。

NML で音楽を聴く。■ニールセンのクラリネット協奏曲 op.57 で、クラリネットセバスティアン・マンツ、指揮はドミニク・ベイキルヒ、ドイツ放送フィルハーモニーNML)。

ショスタコーヴィチ交響曲第九番 op.70 で、指揮はマリス・ヤンソンスオスロフィルハーモニー管弦楽団NMLCD)。ショスタコーヴィチの「軽い第九」。ヤンソンス、よいな。


ツユクサの類がきれいに咲き出した。いや、ツユクサは夏の花ということなので、今頃わたしが気づいただけかも知れない。


 
昼飯はソーセージと玉ねぎとピーマンの炒めもの、温泉たまご、インスタントみそ汁。

【第125回】百田尚樹の人気の秘密|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま
おもしろい。わたしは斎藤美奈子は全然好きではないが、おもしろいし、わたしの読まないものをいろいろきちんと読んでいる。これなど、まさに「世の中ラボ」という感じだな。しかし、この文章の中身を読むと、自分は本当にヘイトの人たちに関心があるのだろうかと、疑問になってくる。結局、彼ら彼女らはかつて自分の周りにいた、わたしが納得のできなかった人たちの延長線上にあり、彼ら彼女らこそが「今どきの人」なのだ。残念ながら、わたしは彼ら彼女らから離れていってしまったから(あるいは彼ら彼女らがわたしから離れていってしまったのかも知れないが)、「今どきの人」たちをよく知らない。

ごろごろする。雨。

老母は退院する目処が立ったとのこと。もう少し先になりそうな感じだが。

夕飯は餃子、野菜炒め(以上、出来合いを買ってきてもらったもの)、ナス田楽。


図書館から借りてきた、斎藤美奈子『学校が教えないほんとうの政治の話』読了。たまたま借りてきていたので読んでみた。つ、つまらん。確かに「学校で教えない」ことを書いているのはよいが、口調はちょっとやわらかいけれど、基本的に詰め込み式教科書の書き方。上で紹介した「世の中ラボ」の方がずっとおもしろいし、勉強になることを確信している。といってもいまの若い人たちはマジメで学校の教えることはよく聞くが、逆に学校で教えないことは全然知らない傾向にあるので(もちろん例外はあるだろう)、本書のようなものでも一定の存在価値があるのかも知れないが。