起きたら猛烈な雨。六時半に岐阜県に大雨特別警報が出た。
NML で音楽を聴く。■バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻 ~ 第十九番 BWV888 - 第二十四番 BWV893 で、ピアノはセドリック・ペシャ(NML、CD)。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第八番 K.310 で、ピアノはミヒャエル・ヴェッセル(NML)。
■モーツァルトのロンド イ短調 K.511 で、ピアノはミヒャエル・ヴェッセル(NML)。■シューマンのピアノ協奏曲 op.54 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウス、指揮はギュンター・ヴァント、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(NML)。驚くべきバックハウス。終楽章は、落涙を禁じ得なかった。しかし、これ、たぶん昔からある録音なのだろうね。全然知らなかった。シューマン:ピアノ協奏曲Op.54 DECCA:SWL 8022 UK Original
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昼前に雨上がる。曇。
スーパー。
■シューベルトの即興曲集 D935 ~ 第三番、十二の高雅なワルツ D969 ~ No.1, 6, 4, 11, 12 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウス(NML)。
■ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第五番 op.24 で、ヴァイオリンはユーディ・メニューイン、ピアノはヘプツィバ・メニューイン(NML)。メニューインのヴァイオリンはのびやかで素直であり、この聴き飽きたようなポピュラー曲がすっと体に入ってくるというか。まあ、メニューインなのだからよいに決まっているといえばそうなのだが、やはりよい。ヘプツィバはユーディの妹らしく、わたしは知らなかった。よいピアノ。
Beethoven: Violin Sonatas Nos. 5 "Spring" & 9 "Kreutzer"
- 発売日: 2020/05/15
- メディア: MP3 ダウンロード
夕方、カルコス。中公新書を一冊購入。ブルーバックスの新刊におもしろそうなものがあったので買いに行ったのだが、入っていなかった。あとは、自分の知的好奇心の減退を感じる。いろいろ新刊を手に取ってみるけれど、何だか読む前に中身が予想できそうという誤った心性が生じ、購入に至らない。
図書館から借りてきた、関川夏央『人間晩年図巻 1990-94年』読了。おもしろかった、というか、深い興趣を覚えた、とでもいうか。「1995-99年」版の感想でも述べたが、これは文学であると思う。実力者による、ゴシップ集のような体裁の文学。近頃、これほど深い含蓄をもった文章をほとんど読んだ覚えがない。それが、ふつうに読んでおもしろいのだから、凄い。
- 作者:関川 夏央
- 発売日: 2016/05/27
- メディア: 単行本