こともなし

晴。

NML で音楽を聴く。■モーツァルト弦楽四重奏曲第三番 K.156 で、演奏はフェシュテティーチ四重奏団(NMLCD)。
 
昼から雨。
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルクリーム+ブレンドコーヒー407円。ウエルベック(表記は「ウェルベック」じゃないのかな?)の小説『セロトニン』を読む。荒んでいるなあ。これが現代の知識人の退廃(あるいは荒廃)のサンプルなのかわたしにはわからないが、ナイーブなわたしにはあまり愉快でない小説なことは確かだ。しかし、ウエルベックにはこういうのが当り前になっているのかな。ほんと、わたしなどの想像を絶している。これが最先端なの? それともただの汚らしいクズ小説?

まあ、いまや文化において、「最先端」なんてないのだろうけれどな。

モーツァルトの荘厳ミサ曲ハ長調 K.337 で、指揮はスティーヴン・クレオバリー、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、イギリス室内管弦楽団NMLCD)。■ベートーヴェン交響曲第九番 op.125 で、指揮はベルナルド・ハイティンクバイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団NML)。ハイティンクのこの曲の演奏ということで、どうしても聴くしかない。何と今年二月の録音である。ハイティンク、お幾つなのか、しかし一点の弛みもない。わたしにはこの曲は特別なのだなと再確認した。少し泣いてしまった。特に終楽章がすばらしかったと思う。この曲はどうしても「終楽章けなしたい病」に誰でも罹患するのだが、わたしは既に治癒したようだ。それも、この演奏のお陰である。

これは同じコンビの「ミサ・ソレニムス」も聴かないといけないな。