こともなし

雨。
よくない夢を見て昧爽起床。目覚めが悪い。

楽しい気分になること、あんまりしていないものなあ。何とかしないと。
ちょっとツイッターを見るの、止めたほうがいいのかも知れない。あまりにもイヤな気分になりすぎる。

昨晩は中沢さんの『レンマ学』を読んで寝た。第九章まで読了。これは興奮させられる。「レンマ的数論」というのがすごい。量子力学のいわゆる「行列力学」に正確に類似の記述には、考えさせられてしまった。実際は量子力学では「行列力学」よりも、それと同等のシュレーディンガー方程式の方が遥かに扱いがラクで、自分もこちらを使ってばかりいたのだが、こう示されると確かに「行列力学」の方が量子力学の特殊性をよく表現していることがわかる。これは決して中沢さんのこじつけではなさそうだ。しかし、わたしは理系だといいつつ、これを独自に展開する力はないなあ。

朝永先生の教科書を再読するかなあ。中沢さん、参考文献に挙げておられた。


NML は僕の PC だとこんな感じ。
20190830044656
 
NML で音楽を聴く。■バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻 ~ 第十九番 BWV888 - 第二十四番 BWV893 で、ピアノは園田高弘NMLCD)。なぜ園田が聴かれないのかさっぱりわからない。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第三十番 op.109 で、ピアノはスティーヴン・コヴァセヴィチ(NML)。

Stephen Kovacevich - Beethoven : The Complete Piano Sonatas / Bagatelles

Stephen Kovacevich - Beethoven : The Complete Piano Sonatas / Bagatelles

 
■バッハの「来たれ、精霊、主なる神」 BWV651、フーガ ト短調 BWV578 で、オルガンは中田恵子(NMLCD)。BWV651 はよい曲。小フーガ ト短調はなつかしい。そうそう、こういう曲だった。■バッハのピアノ協奏曲ニ短調 BWV1052 で、ピアノはアイナル・ステーン=ノックレベルグ、指揮はアレクサンドル・ロスクトフ、ヴォログダフィルハーモニー協会室内管弦楽団NML)。
Bach, Vivaldi: Concertos

Bach, Vivaldi: Concertos

シューマンの「アラベスク」 op.18 で、ピアノは片山敬子(NML)。片山敬子さん、すばらしい。ゴツゴツしたピアニズムだが、底光りするような美しい音だ。
片山敬子 プレイズシューマン・ベートーヴェン・ショパン

片山敬子 プレイズシューマン・ベートーヴェン・ショパン

 
午前中、甥っ子の勉強を見る。
とりあえず今日でおしまい。妹は新学期が始まっても見てほしいようだ。どうするかな。

曇。時々しょぼしょぼ雨。
うっかりしていて図書館の本が返却期限を過ぎていたので、返しにいってくる。で適当に五冊ほど借りてきた。
 
www.newsweekjapan.jp正直言ってわたしはここに書かれていることにさほど興味はないし、日本がダメになったところがもしあるとすればそれは経済分野などではないと思っているが、しかしリンク先のような認識をもつことも、或る人たちには必要であろうとも思う。それにしても、文科省はいつになったら大学行政の失敗を認めるのかね。もはや取り返しのつかないところまで来ているように思うが。一国の学術研究組織が崩壊したら、国力がどうなるかはほとんど自明の話であろう。

つまらぬことを書いた。


イサク・ディネセンを読む。