こともなし

晴。
要領がよくてちょっとズルい自分という夢を見て、興味深かった。自分のことだけど自分で自分を知らないなと思う。

NML で音楽を聴く。■バッハの「フーガの技法」 BWV1080 ~ Contrapunctus XIV, XIIa a 4 rectus, XII a 4 inversus, Canon II alla Ottava, III alla Decima in Contrapunto alla Terza, IV alla Duodecima in Contrapunto alla Quinta で、演奏はエマーソン弦楽四重奏団NMLCD)。■モーツァルトのピアノ協奏曲第二十一番 K.467 で、ピアノはエヴァ・オシンスカ、指揮はイェジー・マクシミウク、ポーランド室内管弦楽団NMLCD)。この曲は終楽章がすばらしいのだが、ここではその終楽章がいまいちなのが残念。

午前中、甥っ子の勉強を見る。


夕方、ドラッグストアでアイスクリームを買ってきて皆んなで食べる。

石牟礼道子さんの自伝を読む。

クリストファー・R・ブラウニングを読む。凄惨な記述など読むのに抵抗を感じるところがあるが、それもまたある程度は慣れてしまうのである。何せ、ふつうの人たちが無辜の人間を職業的に殺害するのに慣れてしまうのだ、たかが読むところで慣れるのも驚くべきではあるまい。さらに、職業的殺戮者たちは「ユダヤ人狩り」を楽しむのに近いところまでいくのだ。これもまた人間なのである。しかし思うが、未体験者が戦争を想像するのには限界があるのではないか。それゆえに、戦争というものはなるたけ避けなくてはならないのだ。

わたしには殺すということは謎なのである。平和に暮らすほとんどの人にとっても同じことであろう。それが戦争では、当り前のことになってしまうのだ。