こともなし

休日(憲法記念日)。曇。

昨晩は中村真一郎氏の『頼山陽とその時代』を読んで寝た。ちくま学芸文庫版だが購入しなかったので、たまたま図書館にあって借りてきたものである。大部のものなので読めるか知らん。頼山陽は若い頃は精神病(躁鬱病? それとも統合失調症?)だったようで、それに加えて性欲が異常に強い人だったらしく、へんな話の連続でちょっとうんざりしながら読んでいたのであるが、100ページくらい読んで慣れてくるとまずまずおもしろくなってきた。頼山陽以外も碌でもない人間が多いのであるが、人間ってそんなものかと思ったり。この先どうも江戸期の漢詩文はめんどうそうで、読み終えられるかはわからないな。


庭の樹に巣を掛けていたモズの雛たちが巣立ったので、ウチ中でハラハラしながら見守っている。当然ながらモズの両親とも警戒していて、警戒の鳴き声を発しながら熱心に子供たちに餌を運んでいる。子供たちは茂みの中にいて黙っていてわかりにくいが、餌をもらうときは声を発するので見つけられることがある。モズが夫婦でがこんなに熱心に子育てをするとは知らなかった。子供たちは発達程度にちがいがあるようで、どれも生き延びられるかはわからない。我々まで心配しているのだ。

NML で音楽を聴く。■ボロディン弦楽四重奏曲第二番ニ長調で、演奏はボロディン四重奏団(NMLCD)。すばらしい。■バルトークのピアノ協奏曲第三番で、ピアノはピーナ・ナポリターノ、指揮はアトヴァルス・ラクティーガラ、リエパーヤ交響楽団NMLCD)。■スカルラッティソナタ K.97, K.305, K.228, K.204a, K.154, K.352 で、ピアノはエイラム・ケシェト(NMLMP3 DL)。
 

夕食後、二時間ほど寝てしまう。
 
昭和の終わり、平成の終わり - 浅田彰(REALKYOTO)