こともなし

日曜日。晴。暖かくてよい天気。

午後、カルコス。「すばる」か何かに中沢さんがポケモンGO について書いた文章が載っている筈なので、探してみたがなかった。売り切れたのかな? 「群像」で、安藤&若松&中島といった人たちが鈴木大拙について鼎談しているのをちょっと覗いてみたが、わたしのような者にはピンとこなかった。どうも安藤礼二氏が大拙についての単著を出版し、それに合わせてなされた鼎談らしい。安藤氏は自分とほぼ同い年で、マジメで優秀な文芸評論家であり、一時期はよく読んだが、最終的に合わないことがわかって最近はご無沙汰している。まあ皆さんホンモノなので、無知でニセモノなわたしにはわからないのであろう。とはいってもその安藤氏の新刊があればそれも覗いてみようと思ったのだが、どうやらないようだった。
 新書本でも買おうと思っていたが、買えなかった。あまり買うものがなくて、数学書二冊と、古典新訳文庫、あとはマンガ一冊というところ。マンガのコーナーは自分などにはちょっとマンガたちの表紙の絵がアレで、アレらが四方八方から襲いかかってきてどうも気持ち悪くて仕方がない。最近は本屋へ行っても自分の精神の硬直化を感じて愉快ではない。下らないとわかっている本がホントに買えなくなった。

オレはひどい顔をしているよ、いまは。

いま我々のすべきなのは、鈴木大拙を論じることではなくて、大拙を生きることではないのか。ってまあ、自分にもそれはなかなかできていないのだけれど。というか、大拙と自分を比較するなど愚かしいにもほどがあるが、気持ちとしてはそうありたいと思っているだけである。

ねむたい。何にもしたくない感じ。
 
20190113164501
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NML で音楽を聴く。■ショパンノクターン第四番 op.15-1 で、ピアノはミハイル・プレトニョフNMLCD)。