こともなし

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第二番 BWV1047 で、指揮はラース・ウルリク・モルテンセン、コンチェルト・コペンハーゲンNMLCD)。

シューマンのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.105 で、ヴァイオリンはスティーヴン・ワーツ、ピアノはガブリエレ・カルカーノ(NML)。シューマンのヴァイオリン・ソナタは二曲あって、第二番が規模も大きく有名であるが、個人的に第一番を偏愛している。自分はヴァイオリン・ソナタというと、まずはフランク、ブラームスの第一番とともにこの曲が思い出されるほどだ。この演奏は終楽章などもう少し迫力があってもよいが、なかなか悪くない。

Bartok / Schumann

Bartok / Schumann

シューマンの「三つのロマンス」 op.94 で、ヴァイオリンはスティーヴン・ワーツ、ピアノはガブリエレ・カルカーノ(NML)。原曲はオーボエとピアノのための曲で、ここではオーボエの代わりにヴァイオリンで演奏している。よい演奏。オーボエのための原曲を聴いたことがない方は、聴いてみられるとよいと思う。■スクリャービンの「二十四の前奏曲」 op.11 で、ピアノはドミトリー・アレクセーエフ(NML)。スクリャービン、カッコいいな。スクリャービンほどロマンティックな音楽を書いた人はいない。アレクセーエフのピアノもよかった。
COMPLETE PRELUDES

COMPLETE PRELUDES

 

ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルフレンチブレンドコーヒー410円。町田康の続刊を読む。前巻は義経が頼朝軍に合流する直前で終っていたが、この巻は義経と頼朝の出会いから始まる。で、義経の活躍で平家が滅びる、いわゆるハイライト・シーンが一切オミットしてあるのがおもしろい。なので、頼朝の義経への不信から、義経追討と話が進んでゆく。ふざけた文体はあいかわらずだが、悲しみに満ちている。フードコートで読みながら、江田源三の死にはちょっと胸にきてしまったり。何だか、このところの町田さんは、その底に悲しみがあるな。何の悲しみなのだろうか。いずれにせよ、悲しみはもっとも根底的な感情なのである。

家族分のいちご大福を買って帰る。寒い。