曇。
変な時間に寝たので、遅く起きる。朝から戦闘機の爆音やら何やらでうるさいなかで寝ていた。
NML で音楽を聴く。■ハイドンのピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI:42、ファンタジア(カプリッチョ) Hob.XVII:4、アダージョ Hob.XVII:9 で、ピアノはアルフレッド・ブレンデル(NML、CD)。ブレンデルは音が美しいな。■シューベルトのピアノ・ソナタ第七番 D568 で、ピアノはワルター・クリーン(NML、CD)。地味だがいい曲。もうこれはまったく我々のシューベルトだ。
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図書館から借りてきた、須賀敦子詩集『主よ 一羽の鳩のために』読了。母から廻してもらった本。解説で池澤夏樹氏がいろいろ言っておられるが、自分には要するにお嬢様のポエムとしか思えなかった。まあ、それでいけないことはないし、そもそも須賀敦子は自分には高級すぎる文学者である。選ばれた人が読めばよいと思った。何ということもない。

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『クァジーモド全詩集』読了。河島英昭訳。いつもながら、初読では何もわからなかったと言っていい。訳者のすぐれた解説を案内に、また読み直してみたいと思っているが、いまの段階でも感じていることはある。クァジーモド詩の語彙は、とても古典的なものがベースになっているということだ。特に、生き物の名が頻出するのは誰でもすぐに気がつくと思う。そして、川、空、月、風、河口、星座、森、海藻、神話、婚礼、死、島、貝…といった、単純な言葉たち。単純どころではない現代詩でありつつ、まるで太古の息吹を伝えているような感じがする。昨日これを読んで寝たのでわかるが、クァジーモド詩は無意識に豊かな滋養を供給するのだ。これこそが詩の役割りのひとつであると思われるが、如何なるか?

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通院治療。とりあえず今日でおしまい。まだこれで治ったかどうかはわからないし、副作用のピークはこの一週間後あたりらしい。ただ、熱が出たりして最後までできない人もいるというので、それはよかったと言われたそう。現場のひとにはよく気を使って頂いたしな。ありがとうございました。あとはしばらく措いてのちの検査次第である。
NML で音楽を聴く。■コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ op.8 で、チェロはエマニュエル・ベルトラン(NML)。この曲は無伴奏チェロのための傑作とされていて、録音も少なくないが、自分にはむずかしい。けれども今回、多少わかるかなという気がした。現代音楽の手法と民族音楽の接点にある曲であり、バルトークとよく似たアプローチであるが、この曲を聴くかぎりでは、バルトークよりもモダンな感じがする。そして、チェロという楽器がいかに深いかを教えてくれる曲でもあろう。自分はチェリストについて知るところがないが、ベルトランが相当の人であることは明らかで、圧倒される。

Various: 20th Century Cello Wo
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togetter.comあーおもしろかった。世間知のない自分にはよくわからないところもあるが、それにはっきり言って関心もほとんどないのだが、おもしろかったのでリンクしておく。ちなみに、コメント欄などではパヨクがバカにされていますが、わたしは教条主義的パヨクです(笑)。しかし、こういうのを読んでいると確かに野党もマスコミも終っているね。ホントどうでもいいのだが。
けれども、野党やマスコミは終っているというのはかしこいツイッター諸氏の口癖であるが、もちろんそういう君たちも終っているから安心なさい。もちろんわたくしも終っている。皆んなオシマイ。終了。
ヒマなときの理系書の斜め読みを、また始めようと思う。どうせわかっていないので御安心(?)下さい。とりあえず、小出昭一郎『物理現象のフーリエ解析』を斜め読み。小出昭一郎先生とはなつかしい。初学者向けの物理本をわかりやすく書かれる先生だった。自分は学生のとき小出先生の本はあまり読まなかったが、クソ生意気な学生だったからだと思う。フーリエ解析はプログラミングでも有用なので、本書はもう少しきちんと読もうかな。もちろん物理のあらゆる分野でフーリエ解析は必須である。本書は多少古いので、プログラミング関連の話題が一切ないのは仕方がないけれども。

- 作者: 小出昭一郎
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