雨。
モーツァルトの弦楽四重奏曲第十四番 K.387 で、演奏はハーゲンQ。
ブラームスのピアノ四重奏曲第三番 op.60 で、ヴァイオリンはヴェロニカ・エーベルレ、ヴィオラはヴェロニカ・ハーゲン、チェロはモニカ・レスコヴァル、ピアノはネルソン・ゲルナー。見事な演奏。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十五番 op.28 で、ピアノはダニエル・バレンボイム。
すっと気がラクになった。
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図書館から借りてきた、日本現代詩文庫版『天野忠詩集』読了。母から廻してもらった本。天野忠はいまや大変に尊敬されている詩人で、オマージュを見かけること稀ではない。自分は今回初めて読んでみたが、なるほど悪くないと思う。メランコリーはこの人の体質なのであろうか、延々と陰気な詩が続く。いや、たんに「陰気」なんていっちゃあダメだろう、軽みがあるよといわれればそうである。しかし一冊読み切ってみると、さすがにちょっとうんざりもした。この人のメランコリーは芸風でもあるのではないか。優れたマイナーポエットを貶めてはいけないのであるが。けれども、本書に収録された散文は、嫌味がなくてすばらしい。もう少し読んでみたい気がする。それから、文句をつけたけれど嫌いなタイプの詩人ではありません。詩ももう少し読んでみたい。
- 作者: 天野忠,大野信
- 出版社/メーカー: 土曜美術社出版販売
- 発売日: 1983/01
- メディア: 文庫
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レヴィ=ストロースを読む。このところレヴィ=ストロースの名前を見かけたことがないが、自分は20世紀の思想家の中で現代においてもっともアクチュアルな存在だと思っている。たとえ一見そう見えなくても。ただ、レヴィ=ストロースは優秀すぎて、自分の能力を超えているところはつらい。でもそれは已むを得ない。図書館にあるだけは読みたいと思っている。