ウンベルト・エーコ『女王ロアーナ、神秘の炎(上)』

晴。
机の前に座っていることが多いため、腰の具合があんまりよくない感じ。じじくさ。

ゆたさんのブログでポリーニの新譜が出ることを教えて頂いた。ドビュッシー前奏曲集第二巻らしい。早速 CD を予約注文する。


いい天気なので外出する。車外は 13℃だ。ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルフレンチブレンドコーヒー。エーコの小説を読む。エーコはおもしろいのだが、そんなに好きというわけではない。どうも高級エンタメとしか思えないのだ。別にエンタメがいけないというわけではないけれど。しかしフードコートは頭がおかしくなりそうなくらい BGM がうるさい。客のノイズと合わせ、何デシベルくらいあるのだろう。自分はまあノイズはあまり気にならない方なのだが。いい天気なので上から外の風景でも見ようかと思ったのだが、外が見える場所がほとんどない。イオンだなあ。屋上駐車場からも、飛び降り防止のためか高い塀で囲まれていて何も見えない。

イオンの未来屋書店に行ってみる。支払いをしようとクレジットカードを出したら、サインも暗証番号の入力も求められなかった。へえ、いまはこんなところも出てきたのだな。

次はたこ焼きでも買って帰るか。「Otona Cafe」のどれかにでも入る? それともスタバでも?

図書館から借りてきた、ウンベルト・エーコ『女王ロアーナ、神秘の炎(上)』読了。和田忠彦訳。ものを書いたことはないが大変な読書家であるという設定の老人が、記憶喪失者として目覚めてからの話というもの。第二部は老人が子供時代を過ごした実家で、子供の頃読んだたわいもない小説その他を耽読する。おそらくエーコ自身の回想なのであろう。本書は何故か横書きである。エーコは2016年に亡くなっているのだな。そうだっけ、よく知らない。

女王ロアーナ,神秘の炎(上)

女王ロアーナ,神秘の炎(上)

本書には主に文学作品からの大量の引用があって、その部分は活字を替えてある。もちろん何からの引用であるかは断られておらず、自分にはほんの一部しか出典がわからなかった。しかし、残酷な月は四月だったのか…。このところ気になっていて、五月だったか九月だったかと思っていたのだが、いいかげんなもんである。