曇。
朝から戦闘機が飛んでうるさい。
バッハのフランス風序曲ロ短調 BWV831 で、ピアノはユリアンナ・アヴデーエワ。うーん、このピアニストおもしろいな。バッハをこんな風に弾いた人はこれまでいないぞ。しかし、芸術の未来はロシアにあるんじゃないかと思うな、こういうのを聴いていると。若いのに深い。個性がある。って平凡な評なのですけれど、平凡なひとじゃないよ、この人は。
ラヴェルの「ソナチネ」で、ピアノはユリアンナ・アヴデーエワ。うーむ、ラヴェルも弾けるのですか。レパートリーは広そうだな。しかしすばらしいラヴェルですね。この人には合わないかとも思われたのだが。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第一番 op.35 で、ピアノはユジャ・ワン、指揮はマリス・ヤンソンス。ユジャ・ワンは二〇世紀の音楽をやらせるとじつに生き生きとしたすばらしい演奏を聴かせる。終楽章の正確な打鍵は胸がすくような爽快さだ。(しかしなんつーすごいトランペットですか。)やはりこの人は「機械のよう」でないとつまらないのかな。しかし内緒だが、アンコールのスクリャービンはすばらしかった。この短くてロマンティックな曲を聴いて、感想がかわってしまいましたよ。ユジャ・ワンはもっとスクリャービンを弾いてくれないかな。いくら超人気ピアニストだからといって、僕はユジャ・ワンにブラームスとかを求めていないのだ。
#
まあ意味ないと思うが一応リンクを貼っておきます。学術が滅びたあと日本はどこへ行くのでしょうか。若い人たちがかわいそうである。
ハーバーマス『後期資本主義における正統化の問題』読了。
- 作者: ハーバーマス,山田正行,金慧
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2018/01/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
それにしても、日本の社会学者たちはハーバーマスなどはまあ大概にしておいて、日本の科学技術研究が御臨終の間際だということでも研究したらどうか。そんなことだから日本の文系学問はいつまで経っても三流だといわれるのである。理系も驀進そうなりつつあるが。ってまさか日本の理系を自分たちと同レヴェルに引き下げようというのではないでしょうね。え、暴言ですか? 失礼しました。バカなんで。
#
『みんなのPython』をざっと読み返す。Ruby をやっているといまひとつ Python をやろうというモチベーションが湧かないのだが、これではいかんと読み返しました。何で使おうかな、いちど Ruby で解いたアルゴリズム・パズルでもやり直してみるか。それともいっそのこと機械学習?
- 作者: 柴田淳
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2012/08/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (41件) を見る