こともなし

晴。


モーツァルトのピアノ・ソナタ第十三番 K.333 で、ピアノはフリードリヒ・グルダ。これ以上見事なモーツァルトは考えられない。まるで生まれたてのように新鮮な音楽だ。それから、装飾音を付けることを許されるのはグルダだけだと思う。しかし、終楽章ですけれど、びっくりするじゃないですか、グルダさん。心臓が止まるかと思った。それにしても、最晩年の私的なモーツァルトの録音のマスターテープが失われてしまったのは人類にとっての大損失である。何でそんなことになったのだろうか。

一家来訪。皆んなで初詣に行く。
老母の体調もあって、妹一家はわりと早く帰った。おしゃべりなどして楽しかった。

マノン・レスコー』を読む。