Ruby 遊びが藪に

晴。
気持ちよく晴れた朝だな。

モーツァルトのセレナーデ第十二番 K.388。いい演奏だな。これはセレナーデではあるが短調の聴き応えのある曲で、ときどき無性に聴きたくなる。モーツァルトも気に入っていたのだろう、のちに弦楽五重奏に編曲したのは御存知のとおり。でも、最後長調に転調して、とってつけたように終っているのは何なのだろうね。

モーツァルトの幻想曲ニ短調 K.397 で、ピアノはヴィルヘルム・ケンプ。東京でのライブ録音らしい。ケンプはかつて日本で人気の高かったピアニストであるが、いまでは聴かれることはあまり多くないような気がする。自分には謎めいたピアニストで、非常に大きな射程をもった音楽家であるが、標準的な演奏家からは少しズレているような感じを受ける。ケンプというとドイツ音楽ということであろうが、標準的な解釈者ではないところが謎な印象を与えるのだろう。これこそがケンプにぴったりな音楽というのがない感じ。むずかしい。

バッハのピアノ協奏曲第二番 BWV1053 で、ピアノはアナスタシア・インジュシナ、指揮はラルフ・ゴトーニ。聴き始めて直ちに洒落た演奏だと思った。インジュシナのピアノは繊細なタッチで、バッハのキーボード・コンチェルトは切れ味が必要なので多少物足りないし、音が少し小さいが、それでも印象的である。特に第二楽章は聴かせる演奏で、琴線に触れた。指揮者も好サポート。このコンビでキーボード・コンチェルトの CD があるらしい。なかなか微妙なところだな。

ベートーヴェン弦楽四重奏曲第八番 op.59-2 で、演奏はドーヴァーQ。これはすばらしい演奏。聴衆の熱狂に賛同したい。この曲はクラシック音楽を聴き始めた頃から好きなのだが、好みというものは変わらないものだと思う。今でも同じように感動させられるのだ。

夕方、カルコス。いい天気で暑いくらい。
軽く Ruby で遊ぶつもりが藪に入ってしまった。半日パーって、何をやっているのだか。
Ruby インタラクティブ・グラフィック TODO - Marginalia
ドラゴン曲線を描いてみたり。

ドラゴン曲線を描く(Ruby) - Camera Obscura