ガリレオ・ガリレイ『星界の報告』

晴。

バッハのイギリス組曲第二番 BWV807 で、ピアノはグリゴリー・ソコロフ。1989 Live.

モーツァルトのピアノ協奏曲第二十三番 K.488 で、ピアノはブルーノ・レオナルド・ゲルバー、指揮はロリン・マゼール。ゲルバーの古典的な退屈さがすばらしい。
米屋。肉屋。スーパー。モスバーガーのドライブスルーで昼食。

外はすばらしく爽やかな五月。恐らく一年でいちばんいい季節で、庭は花が咲き乱れて天国のようであるが、しかしゴロゴロ寝て過ごす。一日中ゴロゴロしていたい気分だが、夜は仕事。
ガリレオ・ガリレイ星界の報告』読了。伊藤和行訳。たぶん既に旧訳(岩波文庫版)を読んでいる筈だが、何も覚えていなかった。別にこれを読んでもたぶん何も得になったりはしないが、おもしろいではないですか。簡にして要を得た訳者解説も参考にすると、人類で初めて月の表面を望遠鏡で詳しく観察し、また木星の四つの衛星を発見したガリレイの興奮が想像できるというものである。ま、それほど読みやすいわけではないけれど、それは原文からしてそうなのであろうし、訳文に曖昧なところは気づかなかった。ガリレイの発見は彼が思っていた以上に世界を変えたのだから、大変なものである。恐らくガリレイは、最初の科学者と言っていい人なのではないだろうか。よく知らないのだけれど、ちがいますか? ちなみに、ガリレイが「それでも地球は回っている」とつぶやいたというのは、たぶん伝説にすぎません。