こともなし

曇。

ブラームス弦楽四重奏曲第二番 op.51-2 で、演奏は Jerusalem Quartet。よく知らないカルテットだが、これはすばらしいブラームスだ。柔らかい音とメリハリのある音楽作りがブラームスにぴったり。これほどのブラームスは滅多に聴けるものではなく、聴衆もよくわかっていて、各楽章間に拍手が起こっている。いや、これはいいものを聴きました。このカルテットで他にもロマン派の弦楽四重奏曲を聴いてみたいものだと思う。

モーツァルトのピアノ・ソナタ第七番 K.309 で、ピアノは Alexander Yakovlev。知らないピアニスト。この演奏は終楽章をどう取るかであろう。第一、第二楽章は月並み。終楽章は否定的にも評せようが、自分はおもしろいと思った。かなり速いテンポで、多少乱暴だが新鮮な演奏だと思う。まあそれ以上ではないのだが。

サン=サーンス交響曲第三番 op.78 で、指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。退屈で中身の少ないポピュラー曲。どうやったら聴衆が感動するか、計算しつくされている。もーかなわんという感じ。こういうのはカラヤンがやったらおもしろいだろうな。聴いてみたい気がする。しかし、曲が終って聴衆が興奮してブラヴォーを叫ぶのがわかり切っているのが何ともいえない。ま、いまのポピュラーソングなんかも多くが計算しつくされていますけれどね。まあそういうのに感動したっていいのだが。ちなみに You Tube のおすすめで聴いてみました。

シューベルトの「楽興の時」D780 で、ピアノはヴィルヘルム・バックハウスバックハウスはよく精神性の人とかいわれるし、自分もそれにまったく異存はないのだが、ふつうに聴くとむしろ明らかにザハリッヒな音楽作りをするピアニストだと思う。だからこれはそっけない演奏だと思っても全然まちがいではないし、You Tube の視聴者で否定的な評価をつけている人が結構いるのも、たぶんそのあたりが原因だと思う。いわゆるシューベルトらしい演奏ではむしろない。自分も理性的には、全体的にテンポが速いと思う。けれども、特に第三曲や第四曲など、どうも深い感動を禁じ得ない。そのあたりがバックハウスのすごいところなのであろう。でも、決して万人向きではないような気がする。

何かプログラミングしたいけれど、このところやっていないので題材が思いつかない^^; 本当は数値計算でルンゲ=クッタ法とか勉強したいのだけれど、それはちょっといまは面倒だし。これ、いまの理系の学生さんならふつうに授業でやるよね。独学のおっさんだからなあ。ありがちだけれど、そのうち二重振り子のアニメーションとか作ってみるかなあ。もう既にやられていることばかりだけれど、なかなか Ruby でのドキュメントがないので、やってみれば誰かの役に立つかも。それと、あとは二次元迷路は作ったので、立体にするというのもアリか。しかしこれ、視覚化がむずかしいので、最初から OpenGL で 3D視するしかなさそう。いまいちモチベーションが湧かんな。
いわゆる「スライドパズル(15パズル)」もどきを Ruby で解いてみる - Camera Obscura
プログラミングしてみました。