皆んなで岐阜市琴塚の権現山に登る/町田康『人生パンク道場』

休日(こどもの日)。晴。

モーツァルトのディヴェルティメント ヘ長調 K.138。

スカルラッティソナタ K.1, K.3, K.9, K.27, K.96, K.191, K.247, K.380, K.519 で、ピアノはミハイル・プレトニョフ

妹一家来訪。皆んなで岐阜市琴塚の権現山に登る。麓の白山神社から奥の院まで、甥っ子たちは元気いっぱいでどんどん上へ。あとの者たちはふうふういいながらようやく登った。標高 200m くらいの低い山なのだけれどね。すばらしい晴天で、頂上からぐるりと、濃尾平野や養老山地、金華山岐阜城御嶽山までがクリアに見通せた。あと、自宅を見つけて皆んなで笑ったり。こんな眺望は滅多に見られないですよ。じつに楽しかった。帰りは別の道をゆっくりと下りて、ああこんなところに出たのだと笑い合った。コンビニに寄って冷たい飲み物とアイスなどを買う。さすがに疲れたが、とてもよかったです。





図書館から借りてきた、町田康『人生パンク道場』読了。今度はマーチダさん、人生相談である。じつにふざけた人生相談っぽいのであるが、いや見かけは確かにふざけているのだけれど、中身はあまりにまともな対応なので、何だかあまり笑えなかった。だって、ところどころに古今の知恵を極めた名セリフがあまた炸裂しているのだもの。例えば、「人間の欲には限りがなく、その欲に振り回されている限り人間は不幸なのです」とか、「恋愛は不在の不安に妙味があり、結婚は常在の安心に意義がある」とかですぜ? ふざけているのだか何なのかわからなくなってくるという。いずれにせよ、天才ですな、マーチダさんは。

人生パンク道場

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