釈徹宗&秋田光彦『仏教シネマ』/中村雄二郎『テロは世界を変えたか』

晴。
久しぶりにプロジェクト・オイラーをやってみたが(70番台後半あたり)、全然進まなかった。オレって頭悪いわと思う。でも、これってむずかしいですよね。英語の Wikipedia の数学記事などを読みながら考えていたのだが、それを理解するのすら容易でない。
夕方、久しぶりに BOOK OFF へ行く。ブログを検索してみると五箇月ぶりか。買おうと思えばいくらでも買えるが、買いたい気の起こる本があまりなかった。釈徹宗さんの対談本と村上春樹のそれぞれ文庫本を買う。たぶんこの BOOK OFF が撤退してももうあまり残念に思わないだろうな。ちなみに、お客さんは結構入っていた。

釈徹宗&秋田光彦『仏教シネマ』読了。今日買ってきた本である。変なお坊さん二人(笑)がシネマ痴ぶりを発揮しつつ、宗教、特に(当り前だが)仏教について、また病や老や死や葬式などについて、縦横無尽に語った対談集とでもいおうか。僕は映画というものを殆ど観ないので本書がわかったかどうか心もとないが、色いろ空想しながら読ませて頂いた。本書の内容とは直接関係がないけれども、自分はたぶん孤独死する可能性が高いが、最後は森の中で死ぬのも悪くないなあなどと読みながら思った。ただこれは他人にかなり迷惑をかけるので、実際には無理だろうけれども。本書では釈さんは特に森羅万象に対して深いセンスがあるのが感じられ、真宗の中にもこういうレヴェルの高いお坊さんがいるのだと改めて感じ、奇特なことに思われた。日本の仏教は現在かなりレヴェルが低くなってしまっており、知性と宗教性を併せ持った僧侶はあまり存在するように(自分には)見えないが、まだこういう人がいるのだと、いや、また同じことを言っていますね。おそらくは最後の灯火のひとりであろうか、釈師は。これからも軽いノリで大切なことを言いまくって欲しいものだと思う。

仏教シネマ (文春文庫)

仏教シネマ (文春文庫)

今日買った二冊とも、アマゾンのマーケットプレイスで買った方が(送料を支払っても)安いことに気づいた。だからどうということはないけれど。
夫のちんぽが入らない(扶桑社単行本版)

夫のちんぽが入らない(扶桑社単行本版)

まったくどうでもいいけれど、すごい題名だな(笑)。アマゾンの現在の「日本文学」ランキング一位なんだって。いや、読んでないですよ、僕は(笑)。
図書館から借りてきた、中村雄二郎『テロは世界を変えたか』読了。
テロは世界を変えたか

テロは世界を変えたか