Paolo Perrotta『メタプログラミング Ruby 第2版』

日曜日。晴。

モーツァルトのピアノ協奏曲第九番 K.271 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテル、指揮はロリン・マゼール。1966/7/3 Live. 二人とも若いな。この曲はモーツァルトが気合を入れて書いたもの。

別宮貞雄のヴァイオリン協奏曲(1969)。ヴァイオリンは前橋汀子、指揮は若杉弘。いやあ、おもしろかった。傑作なのかどうかは知らないが、シリアスな聴き応えのある力作である。やはりどうしても日本人作曲家という先入観で聴いてしまうが、しかし日本人作曲家って(自分が日本人であるからだろうが)おもしろいのだよなあ。色いろ聴きたい感じ。なお、これは演奏も相当に頑張っていると思う。

昼前、図書館。昼から某所。
Paolo Perrotta『メタプログラミング Ruby 第2版』読了。初版も読んだ筈だが、Ruby 本なので買い直した。たぶん初版を読んだときは相当の部分が理解できなかったのだろう。本書はとても勉強になった。Ruby 初級者にはお勧めである。たぶんこの本の内容が理解できていなければ、中級の Rubyist になることは無理だろう(僕は初級者である)。Ruby にあってはメタプログラミングはふつうの技術だからだ。自分もこのところようやくある程度メタプログラミングがわかってきた感じで楽しい。事実問題として、メタプログラミングがわからないと Ruby の優れたライブラリなどのコードが読めないだろう。ただ、本書の強調するとおり、メタプログラミングRuby ではふつうなので、必要もないのに無理に使うことは却ってよくないようだ。副作用もあるのであって、例えば method_missing はよく使われるワザであるが、これはデバッグをむつかしくしたりする。最適な場所で最適に使うべきということか。

メタプログラミングRuby 第2版

メタプログラミングRuby 第2版