こともなし

晴。
音楽を聴く。■バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番 BWV1004 (シュロモ・ミンツ参照)。ミンツというのはこれほどの演奏ができる人だったのだな。特にシャコンヌはこの曲の人間の精神が到達できる限界の高さを充分に表現した、見事な演奏になっている。それにしてもこのシャコンヌ、比肩しうるのはわずかに後期ベートーヴェンの三つのピアノ・ソナタなど、わずかな曲に限られるだろう。大バッハというのは、数学的な抽象美から深い人間性の表現まで、人間に考えうる極限の振幅をもった作曲家だったなと思う。■バッハ:カンタータ第93番「尊き御神の統べしらすままにまつろい」(カール・リヒター参照)。

昼から県営プール。水温は 29.8℃で、ほとんどお湯という感じ。

サブ機の ThinkPad T410i の外付けHDD に Debian 8 Jessie をインストールする(参照)。CD/DVDドライブが不調だったので、イメージをUSBメモリに焼いてインストールしたが、こちらの方がディスクを使うより楽だった。しかし日本語化はそれほどでもなかったけれど、無線LAN の設定が大変。自分でファームウェアを探してきてインストールしないといけないので、UbuntuLinux Mint で楽をしているとさすがに Debian は手強い。まあでもいわゆる(Ubuntu などの)Debian系というのは、皆んなこれがベースなのだよね。
中沢さんの『哲学の東北』を読み返す。久しぶりに開くので中身を殆ど忘れていた。いや、新著を読むように新鮮な感じがするところもある。PC やネットについてきちんと考えないとなと思う。