クロード・レヴィ=ストロース『はるかなる視線 2』

晴。好天。

午前中は特に何もしなかった。分裂気質に誘導する。

昼からひさしぶりに県営プール。ずっと泳いでいなかったのでスイッチが入るまで時間がかかった。一度慣れてしまえばちんたら泳ぐのもおもしろい。
そういえば水の中をゴーヤが泳いでいた。謎。

図書館から借りてきた、クロード・レヴィ=ストロース『はるかなる視線 2』読了。三保元訳。いまや誰も読まないレヴィ=ストロースであるが、でき得る限り読んでいくつもりだ。幸い、県図書館に訳書がかなり入っている。レヴィ=ストロースを読むと、あんまり現代のふやけた書物ばかり読んでいてはいけないなと思う。構造主義はとっくにポスト構造主義によって時代遅れになり、そのポスト構造主義も読む必要がないというのが現代の共通認識ではあるまいか。ってそれが正確には何のことなのか、自分にはよくわからないのだが。まあしかし、そんなことはいいので、思えば読むべき本を充分読んでこなかったな、自分はといわざるを得ない。いまからでは遅いのかも知れないが、まあやれるだけのことはやろう。

はるかなる視線 (2)

はるかなる視線 (2)

それにしても、レヴィ=ストロースを読む際のガイドが中沢さんしか見当たらない。いくら何でも他にもちゃんと読んだ人がいるだろうと思うのだが。しかし、山口昌男柄谷行人も、どうも自分には役に立たない感じだ。

レヴィ=ストロースは一二冊読んだだけではダメだ。著作が色いろ絡み合っている。そのことにもようやく気づいた。

しかしまあ、耐え難く古臭いといわれるのはわかっているのですけれどね。