こともなし

晴。


武満徹の「環(リング)」(1961)。武満はすごく清潔だな。それは弱点でもあろうが、しかしそんなことはいいではないか。ウェーベルンだって清潔だ。


西村朗弦楽四重奏曲第二番「光の波」(1992)で、演奏はロータスSQ。これはいい曲。現代曲のいい作品ってどんなの?っていわれたら、これを挙げてもいいと思う。洗練されていて、既にヨーロッパ人の作品と区別がつかない。日本人作曲家っぽい泥臭さがまったくなくて、ちょっとさみしいくらい。Wikipedia には「アジア色が強調されている」とあるけれど、そうなの?


プロコフィエフ弦楽四重奏曲第一番 op.50 で、演奏はパヴェル・ハースQ。音楽は奥が深いな。この曲を初めて聴く筈はないと思うのだけれど、どうも曲を覚えていなかった。ショスタコーヴィチかと思うよね。演奏もいい。


シュニトケのコンチェルト・グロッソ第一番で、指揮はハインリヒ・シフ。いやもう、これはすごいわ。シュニトケはもっと聴かないといけないな。それにしてもロシアはびっくり箱か。スケールがでかすぎるな。というか何、このぶっとび具合。

ずっとぼーっとしていた。
夜、仕事。雨。

民進党が小池氏の「希望の党」とやらに合流かって。怒り心頭。僕はひょっとして今回の選挙、自民党が負けるのではないかとも思っていたのだが、その可能性は低くなったのかも知れない。この解散に関して自民党にバカにされたような気分になったのは僕だけではないと思っているが、今回の前原代表の行動にはそれ以上にバカにされた気分だ。もちろん素人のバカ判断だが、本当にむかつく。前原はこんなに簡単に党を投げ出すなら、代表選挙になんか出るべきではなかった。そもそも現在の日中関係の悪化を直接招いたのはかつての前原外相であり、その時から下らない政治家だとは思っていたが、今回もまったく下らない。今回の選挙に関しては一気にテンションが下がった。俺もバカですね。

それから僕は小池氏はきらいです。顔がきらい。←バカ。

これで「小池新党脅威、自民党あやうし」って言説も必ず出るだろうが、どうでもいい。自民党が勝とうが負けようが、好きにすればいいのだ。そもそも、「小池首相」より安倍首相の方がなんぼかマシな気さえする。