坂出祥伸『道教とはなにか』

雨。
昨晩は「檜山正幸のキマイラ飼育記」という有名なブログを明け方までひっくり返していたので、朝のすごい雨に気づかなかった。このブログは(ものすごくいい意味で)特殊で、ブログ主は Ruby よりも Haskell の方がよくわかる(?)というような特異な人である。まあ自分にはむずかしくてよくわからない記事も多いが、わからなくても読んでいるだけでおもしろい。結構すごいブログってあるものだなとこのところ思う。

音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第十七番 K.570(クリストフ・エッシェンバッハ参照)。■スカルラッティソナタ K.194、K.195、K.196、K.197、K.198、K.199、K.200、K.201 (スコット・ロス参照)。このところずっと empty な感じなのだが、スコット・ロススカルラッティを聴いていると少し救われるような気がする。この empty な感じは当分続くのだろうな。原因はほぼわかっているのだけれど。

テレビでニュースを見ていてこのあたりが豪雨でひどいことになっていると初めて知る。いや、確かにすごい降りだったが、まさかそんなことになっているとは。各務原市の映像とかも流れていて、たぶん犬山に近い鵜沼あたりのそれだろう。あんまり呑気にしていてはいけないと反省させられる。五条川が氾濫して水浸しになっている愛知県大口町の映像を繰り返しテレビは流していたが、大口って従兄弟の勤めている会社があるのだけれど。なお、このあたりはいまはもう雨は止んでいます。(PM0:20)

県図書館。帰りにカルコスへ寄って『新潮 8月号』を立ち読みしようと思ったのだが、あらず。売れたのか、最初から入れていないのか。

坂出祥伸『道教とはなにか』読了。近年奈良時代の木簡に「急急如律令」の文字が書かれたものが発掘されて話題になったことがあるが、これは道教の呪文である。どうやら治療行為として行ったらしい。「気功」というのも道教なんだな。鍼灸もそう。知らないことで満ち溢れている本である。

道教とはなにか (ちくま学芸文庫)

道教とはなにか (ちくま学芸文庫)