晴。起きたら湿度が低くて爽やかな朝だった。秋みたい。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第十六番 K.545 (クリストフ・エッシェンバッハ、参照)。いわゆる「やさしいソナタ」だが、第二楽章はなかなか深い音楽であることに気づかされたし、終楽章もちょっとさみしい感じに弾かれていてよかった。■バッハ:フランス組曲第三番 BWV814 (マレイ・ペライア、参照)。ペライアには今風の薄っぺらいところがまったくない。充分な余裕をもって弾かれていて、コクと深みに満ちた演奏である(ってコーヒーか何かの宣伝みたいですね)。
マーラーの「さすらう若人の歌」で、歌手はディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、指揮はパウル・クレツキ。この曲はフィッシャー=ディースカウだと立派すぎるきらいがあるのだけれど、第三曲はぴったり。まさしく灼熱のナイフに貫かれるよう。たった四曲しかないので、もっと聴いていたいくらいだった。
リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲で、オーボエは Marin Tinev、指揮はセバスチャン・テウィンケル。まったく知らないオーボエ奏者だが、じつに美しい演奏で感嘆した。曲は書かれた年代を考えると反動的という他ない保守的なものであるが、こんな美しい曲はめったにない。リヒャルト・シュトラウスというのはヘンな作曲家だったな。
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昼から図書館。
夕食後に寝る。