曇。寒いくらい。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第五番 BWV1050(ブリテン、参照)。誇張がなくて中身の詰まった演奏。長大なチェンバロのソロが素晴らしい。あるいはブリテン自身のチェンバロ演奏か。■クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調 QV5:173 (トゥンス、参照)。クヴァンツはよかった。才気を感じさせる作曲家だ。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十三番 K.488 (ブラウティハム、ウィレンス、参照)。名曲。
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雨に。部屋に暖房を入れる。昼食はモスバーガーのドライブスルーで。とびきりチーズ+スパイシーモス+ポテトS。
図書館から借りてきた、小林雅一『AIの衝撃』再読。以前電子書籍版で読んだようだが(参照)、よく覚えていなかったので借りてきて読んでみた。なかなかおもしろかった。AIの発展によって仕事が奪われるとか、それは人間の尊厳を破壊するとか、色いろ言われているが、結局は(よかれ悪しかれ)人間の自業自得なのだろうと思う。これで世界がユートピアになるとか、逆に人類が滅びるとか、あるいはこれまでと所詮それほど変わらないとか、どういう未来がやってくる可能性もあるだろう。ただ、AIの発展のスピードが速すぎるという事実、そしてそのことが一般的にあまり認知されていないのは怖くないこともない。実際、本書は一年半前の本であるが、すでに情報が古くなっている箇所が少なくないくらいだ。けれども、日本企業に存在感がないのは相変わらずである(存在感を見せているのは辛うじてソフトバンクくらいか。でもソフトバンクもなあ)。
それにしても、どんな田舎にいてもニートでも引きこもりでも世界の動きを無視できない時代になったのは、まったく(敢ていえば)腹立たしい。そのうち機械学習の本でも買うしかないな。Python やるかあ。
- 作者: 小林雅一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/03/19
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フランクのピアノ五重奏曲。この曲が聴きたくなったので、You Tube から未聴の演奏を適当に選んで聴いてみた。演奏者たちはまったく知らない。第二楽章がよかった。第一楽章は、自分の好みとしてはもっとぶ厚い響きが欲しかった。実際、全体を通して弦の内声が弱いようである。ただ、マイクが off 気味なせいもあるかも知れない。終楽章はアンサンブル全体の詰め不足のように聴こえる。よくわからないまま本番だったという感じ。でも、この曲は名曲なのにそれほど聴かれないので、演奏してくれて(そして アップしてくれて)ありがとうとも思う。
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松任谷由実を聴く。
いまこれを聴くというのはツラいものがあるな。しかし、人間は何にでも慣れる。
- アーティスト: 松任谷由実
- 出版社/メーカー: EMI Records Japan
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
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SHADEさんにだいぶ前に教えてもらった THA BLUE HERB を聴いてみた。なるほど、畳みかけるような口調はパワフルで印象的だ。これが若い人たちを熱狂させるのだろう。以下は一般論でもあるが、(日本語の?)ラップはかなりセンチメンタルだと思う。恐らくは日本語の wetness が典型的に出ている感じ。それから、「オレだけは他の人間とはちがう」「絶望の中でもオレはオレなんだ」「オレは腐ったサラリーマンなどにはならねえ」的な印象を(日本語の?)ラップに感じるのだが、自分のようなおっさんには既によくわからない感覚である。まあこれは自分が平凡人であり、また「汚い大人」であるせいもあろう。すごいのだろうけれど、やはりなかなかラップは聴けないのだ。