こともなし

晴。十月も終わりなのに暑い。
寝過ぎなのだにゃー…。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第四番 BWV1049(ブリテン参照)。全然今風でないブリテン。でも、古くさくもない。いいなあこれ。■クヴァンツ:フルート協奏曲イ短調 QV5:236 (トゥンス、参照)。毎日クヴァンツを聴くのが楽しみ。よほど自分に合っているのだろうなあ。
「他者」という言い方。この言葉を否定したいわけではないが、慎重に使わないと。目の前にいるのは「他者」ではなく、こころをもったひとりの人間なのだ。断じて「他者」などではない。けれどもまた、目の前の人間をひとりの人間として肯定することのむずかしさは弁えているつもりである。自分もまた狷介な人間であるし。つい「他者」ということになってしまうのであり、そこからすべてのディスコミュニケーションが始まるのだ。
現代哲学、現代心理学、現代脳科学では、人間はこころをもたないという意見もごくふつうである。ふーん。そうなのですか。まったく厄介な時代だな。これのバリエーションは色いろある。人間は機械である。人間は自由意志をもたない。人間は意識をもたない。脳はニューロンシナプスの組み合わせであり、原理的にコンピュータでシミュレートできる。しかし思うのだが、コンピュータで脳を再現できるとなると、コンピュータも統合失調症になったり鬱になったりするわけだな。恋もすると。意識もあるということなのだろう。無意識もあるし、夢も見ると。でも確かに、ディープラーニングなどは、無意識のシミュレートを思わせるところがあるけれどね。厄介だなあ。人間はどこまでやるつもりなのかな。
 コンピュータが一個の人格をもつとすると、メモリーの操作は生体解剖に等しくなるということにならないか。困るなあ、そういうことは。人体実験。よく考えたら、システムのリセットは殺人だな。

うどん「恵那」にて昼食。恵那ころ蕎麦。
三菱重工の客船事業撤退に見るシステム開発 - カレーなる辛口Javaな転職日記
マジか…。みずほの次は三菱重工ね。これがいまの日本企業の典型とは思いたくないが、それにしてもヒドい。でも、JavaBlack さんではないが、「既視感すげー」よ、まったく。こういうことがこれからも起きるであろうことは、現状から充分予想がつく。
ちょっと明るくて下らないことを考えないとな。どうも何かこのところクラくてイヤだ。

スーザン・ソンタグを読む。最初の100ページは爆発的だと思ったのだが。ここまでではまだわからない。