こともなし

晴。
音楽を聴く。■バッハ:平均律クラヴィーア曲集第二巻第一番 BWV870〜第六番875 (ヒューイット、参照)。■ヴィヴァルディ:調和の霊感〜第七番ヘ長調 (マリナー、参照)。ヒューイットの牢獄のようなバッハの後だと、開放感を覚える。■サン=サーンス交響曲第三番 (バーンスタイン NYPO 1976)。いわゆる「オルガン付き」。ポピュラー曲だな。

最近政治や経済についてまったく書いていないが、別に興味がないわけではない。書く気がないだけのことである。いま喫緊の課題であると思われるのは、特に変ったことではない。それはアベノミクスでもましてや民進党の党首選挙でもなく、ただ若い人たちの結婚問題である。今更ですかと言われそうであるが、本当にこれは大問題なのだ。僕のように事情があるのでもなく、ふつうに働いているふつうの若い人が、自分のまわりでも本当に結婚していない。ことごとく結婚していないのだ。そしてそれは、特に高学歴なほど顕著である。低学歴の人はわりと早く結婚する傾向にあるのだが。僕は、これでは早晩日本は立ちゆかなくなると思う(日本なんてどうなってもよいではないかという考え方もあるだろうが、それをいうとそれで話はオシマイである)。でも、有効な対策はほぼ皆無かも知れない。これが何かの拍子で突然解消されることを祈りたい。もはやそれしかない。
下らないことを書いたな。

南方熊楠を読む。