『日本近代随筆選 2 大地の声』

曇。
音楽を聴く。■バッハ:わが魂は主をあがめ BWV733、コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV663、「われらの救い主なるイエス・キリスト」BWV665、「われらの救い主なるイエス・キリスト」BWV666 (レオンハルト参照)。■フランソワ・ドヴィエンヌ:フルート四重奏曲 op.66-1 (バルトルト・クイケン他、参照)。佳曲。

岩波文庫版『日本近代随筆選 2 大地の声』読了。日本の近代文学というだけで、なつかしい気がする。僕の精神的故郷のひとつでもあろう。本書に収録された随筆のそれぞれの価値は、自分にはよくわからないが、特に選に不満があるわけではなく、満足して読んだ。原民喜の「心願の国」がいちばん美しいように思われたが、他人にはどうだか知らない。完結まで残り一冊が待たれる。なお、文庫解説は下らない文章だと自分は思う。

日本近代随筆選2 大地の声 (岩波文庫)

日本近代随筆選2 大地の声 (岩波文庫)